韓米首脳会談を控え、米上院議員たちがトランプ大統領に高高度防衛ミサイル(THAAD)の早急な完全配備を模索するよう求めた。
上院外交委員会東アジア・太平洋小委員会委員長のコリー・ガードナー共和党議員やロバート・メネンデス民主党議員、昨年、共和党の大統領選予備選挙に出馬したテッド・クルーズ、マルコ・ルビオ議員など与野党上院議員19人が23日(現地時間)、トランプ大統領にこのような内容の公開書簡を送った。
彼らは書簡で、「あなた(トランプ大統領)と文在寅(ムン・ジェイン)大統領はTHAADの完全な配備を阻害する手続き的検討作業(procedural review)を促進する方法を模索しなければならない」とし、「THAAD配備は同盟の決定であり、米軍と数百万の韓国国民を保護するための措置だということを再度強調することを求める」と明らかにした。
書簡は「手続き的検討作業」が何か指摘しなかったが、環境影響評価作業を意味するものと見える。
また、「両国は北朝鮮の脅威を抑止するために継続して全方向の防衛能力を展開し、武力示威演習をしなければならない」と主張した。文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官が最近ワシントンで、「北朝鮮が挑発を中止した時、韓米合同訓練の縮小を米政府と協議できる」と明らかにしたことを事実上、一蹴したものと見られる。
李承憲 ddr@donga.com