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米第2師団コンサートを妨害した左派団体、またも反米扇動か

米第2師団コンサートを妨害した左派団体、またも反米扇動か

Posted June. 13, 2017 08:48,   

Updated June. 13, 2017 08:49

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京畿道議政府市(キョンギ・ウィジョンブシ)が10日、議政府体育館で開かれた「在韓米軍第2師団創設100周年記念コンサート」が、一部団体の強迫で妨害を受けたという。招待歌手は参加せず、イン・スンイ、クライングナッツは舞台の上で歌を歌えず、頭を下げて謝罪だけして降りて行った。民主労組京畿北部支部などが、2002年に米第2師団所属の装甲車にひかれて死亡したヒョスン・ミソン事件から15年(13日)を控え、なぜ不足する市の予算で米軍のための祭を開くのかと強く抗議したためだ。歌手の所属事務所は、参加すればただではおかないという脅迫電話やメールに苦しんだと明らかにした。

米第2師団は、議政府東豆川(トンドゥチョン)など接敵地域の近くで、有事の際、米軍増員兵力が到着するまで韓国を守る在韓米軍だ。米第2師団の創設日は10月26日だが、議政府の米軍基地が来年までに平沢(ピョンテク)に移転する予定なので、議政府市はできるだけ多くの米軍が参加できるよう行事を繰り上げて準備した。しかし、民労総など左派団体は悲劇的な事故だったヒョスンとミソンの死をまるで米軍が故意に犯した殺人行為のように決めつけて反米を扇動した。

これらの団体は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府時代の2004年、龍山(ヨンサン)米軍基地と第2師団の平沢移転に韓米が合意した後も、平沢大楸里(テチュリ)の土地収用に激しく反対した。ソウル都心に米軍基地が駐留することに批判的な世論を政府がまとめたにもかかわらず、在韓米軍撤収を主張した。これらの団体が、狂牛病(BSE)事態の時も反米を叫んで韓米同盟を傷つけたことは周知の事実だ。

ミソンさんの父親は娘の10周忌だった2012年、東亜(トンア)日報に、「単なる事故と考えている。(米軍が)子供たちが憎くてしたことではないだろう」とし、「米軍も、もう心の荷を下ろして、心安らかに暮らせば良いだろう」と話した。歌手PSY(サイ)は2004年、「米軍とその家族をゆっくり苦しめて殺そう」という反米ラップで物議をかもしたが、ホワイトハウスは2012年、反対世論にもかかわらず、オバマ大統領が参加した慈善公演にPSYを招待した。戦時作戦統制権の返還のまでは、東豆川(トンドゥチョン)に残留する米第2師団の210火力旅団は、全面戦争の勃発時、北朝鮮の長射程砲と放射砲を無力化させる重要な役割を担う。にもかかわらず、反米団体にコンサートまで妨害され、米軍が果たして韓国のために命を捧げて戦いたいと思うのか疑問だ。