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トランプ大統領、国務・国防長官を呼んでTHAAD議論

トランプ大統領、国務・国防長官を呼んでTHAAD議論

Posted June. 10, 2017 08:35,   

Updated June. 10, 2017 08:35

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文在寅(ムン・ジェイン)政府の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備の先送り決定が、今月末の韓米首脳会談を控え、両首脳間の核心懸案に浮上した。

米国のトランプ大統領は8日(現地時間)、文政府のTHAAD追加配備に対する環境影響評価決定などと関連して、参謀らとTHAAD関連懸案について議論したと、米国務省が明らかにした。韓国でTHAAD追加配備の報告漏れが問題となったことを受け、トランプ大統領が外交安保の参謀と韓国のTHAAD問題について議論したことを米政府が明らかにしたのは初めて。

国務省のヘザー・ナウアート報道官は同日、定例会見で、「トランプ大統領は、ティラーソン国務長官、マティス国防長官と共にホワイトハウスで韓半島の安全保障状況と中東情勢を話し合った」とし、「この席でTHAAD問題も議論された」と明らかにした。

そして、「THAADは米政府にとって大変重要だ」と強調し、「THAAD配備問題は当時(朴 槿恵政府で)同盟間の最高位級で(すでに)決定された事案」と述べた。北朝鮮の核の脅威に対処するために韓米間で配備が決定されたにもかかわらず、文政府になって国防部の報告漏れ、環境影響評価などを理由に残りのTHAAD発射台4台の配備を先送りしたことに対して不満を迂回的に表現したと見える。

また、ナウアート報道官は、「THAAD配備は同盟の決定ということを主張し続け、韓国と密接に協力していく」と述べた後、対北朝鮮政策についても、「米国の立場を明確であり、域内だけでなく全世界に(北朝鮮に)圧力をかけさせる」と述べ、現時点では対話より制裁に力を入れていることを再確認した。



李承憲 ddr@donga.com