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米国は締め付け、韓国は緩和…対北朝鮮政策で温度差

米国は締め付け、韓国は緩和…対北朝鮮政策で温度差

Posted June. 03, 2017 08:51,   

Updated June. 03, 2017 09:03

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政府が2日、8ヵ所の民間団体の北朝鮮との接触申請を承認した。1日(現地時間)、北朝鮮に対する強力な追加制裁を発表した米政府とは相反する行動に出たのだ。

政府が同日、北朝鮮との接触を承認した団体は、「オリニオッケドンム」、「子供医薬品支援本部」の人道支援団体2団体と「檀君民族平和統一協議会」、「大韓仏教曹渓宗(チョゲチョン)民族共同体推進本部」、「天台宗ナヌミョハナテギ」、「平和3000」、「韓国キリスト教連合事業維持財団」、「韓国宗教人平和会議」の宗教交流団体6団体だ。先月26日と31日に対北接触申請を承認された「ウリ民族助け合い運動」と「6・15共同宣言実践南側委員会」を含め、文在寅(ムン・ジェイン)政権の発足後に対北接触が承認された団体は10団体となった。

一方、米国の財務省外国資産管理室(OFAC)は北朝鮮の4人の個人と10の団体に対する独自制裁を発表した。今回の制裁では、北朝鮮国務委員会、人民軍、人民武力省を制裁対象とした。特に、財務省は声明で、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長を2度も名指しし、北朝鮮に対する強硬な制裁意志を示した。北朝鮮が国際社会の強力な警告にもかかわらずミサイル挑発を止めないため、圧力の強度を引き上げる構えだ。

現政権は、「民間交流に対して国際社会の対北制裁の枠組みを傷つけない範囲内で柔軟に検討していく」という立場を明らかにしてきた。しかし、政府が高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備にブレーキをかけ、対北政策でも米国と違いを見せていることから、韓米関係を懸念する声が出ている。



周成河 zsh75@donga.com · 李世亨 turtle@donga.com