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トランプ大統領がうつ病?

Posted June. 01, 2017 08:40,   

Updated June. 01, 2017 08:41

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米国のトランプ大統領の精神的健康に問題があるという話が、ワシントンの政界で流れている。昨年の大統領選でロシアと内通したという疑惑で政治的危機に陥っているトランプ氏は非常に孤独な立場にあると、CNNが先月30日、複数の消息筋を話として報じた。

トランプ氏と最近話を交わしたある要人は、CNNとのインタビューで、「トランプ氏が孤独な生活をしている。情緒的に萎縮し、体重も増えた。誰も信頼することができずにいる」とし、「それはトランプ氏に危険なこと」と述べた。

別の匿名の消息筋は、「大統領が(海外歴訪を終えて)今週ホワイトハウスに戻ったが、行く前と同じだ」とし、「孤独で、いら立ち、多くの人々に不満がある状態」と伝えた。また、「大統領であることが容易でなく、自分に合わないポストであることを悟っていると話した」と伝えた。トランプ氏は大統領として初の外国歴訪を控え、興奮するどころか日程が長くなりそうだと不平を言い、憂鬱そうだったという。

AP通信は、トランプ氏が国際社会の首脳たちにホワイトハウスの固定電話でなく自分の携帯電話に直接電話するよう求めたと報じた。通常、国家首脳間の通話はセキュリティ上安全な固定電話でのみ行われる。個人の携帯電話で通話すると盗聴の恐れがあり、外交的慣例にも合わない。トランプ氏が外交的礼儀を守ろうとしないのは、公式チャンネルに強い不信があるからだと外信は伝えた。

 

トランプ氏は、カナダのトルドー首相とメキシコのニエト大統領に携帯電話での通話を求め、トルドー首相は携帯電話を使ったという。トランプ氏とフランスのマクロン大統領もフランス大統領選の直後、互いの携帯電話の番号を教え合った。2人が実際に携帯電話で通話したかどうかは確認されていない。

こうした中、ホワイトハウスのマイク・ダブキ広報部長が先月18日に辞表を提出したと、米紙ワシントン・ポストなどが先月30日、報じた。大統領選の予備選で、共和党内でトランプ氏の狙撃手を務めたダブキ氏は、2月にホワイトハウスの広報部長に起用されたが、トランプ氏の側近の牽制を受けてきた。このような中、ダブキ氏がロシアスキャンダルでのメディア対応をうまくできなかったという指摘が出始めた。ABCニュースは、「ダブキ氏の辞任は、ホワイトハウスの官僚再編の信号弾になるだろう」と見通した。



워싱턴=이승헌 특파원ddr@donga.com · 김수연기자 ワシントン=イ・スンホン特派員 sykim@donga.com