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観客とダンサーの即興ダンス…バレエは難しいと誰が言ったのか

観客とダンサーの即興ダンス…バレエは難しいと誰が言ったのか

Posted May. 30, 2017 10:12,   

Updated May. 30, 2017 10:12

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公演の途中、ダンサーが客席に降りてくる。ダンサーは、観客の手を握って舞台に導く。そしてダンサーと観客は音楽に合わせて舞台上で即興ダンスを踊る。客席と舞台の両方で踊りが行われる。

バレエは難しいという考えはひとまず置いておこう。6月8日から25日にかけて、ソウル芸術の殿堂で開かれる「第7回大韓民国バレエフェスティバル」では、バレエを直接体験して楽しむことができる。クラシックバレエから現代バレエまで11団体の12種類の作品を好みに応じて選択できる。

▲直接体で感じよう〓ユニバーサルバレエ団の「ディスイズモダン」(8〜10日)は、「プチモール」「マイナス7」「ホワイトスリップ」の3作品で構成される。「マイナス7」は、観客が直接舞台で踊ることができるので、人気が高い。3日と10日は、国立バレエ団の金志英(キム・ジヨン)とユニバーサルバレエ団のオム・ジェヨンが、バレエ体験クラスを開く。国立バレエ団のキム・ギョンシクとスペイン国立舞踊団のキム・セヨンはバレエ講義(7、8日)に出る。

▲男性的バレエの魅力〓今回のフェスティバルでは、男性振付師の躍進が目立つ。公募で選ばれた7つの作品のうち6つが、男性振付師が舞台を飾る作品だ。「バレエエキシビション」(17、18日)を披露する国立バレエ団は、男性的バレエの真髄と呼ばれる「スパルタクス」(23〜25日)も一緒に舞台に上げる。男性ダンサーたちの激情的なエネルギーを感じることができる作品だ。

▲新作の初演舞台〓2本の新作もある。ワシントンバレエ団の主役ダンサー出身の中堅振付師「チョ・ジュヒョン」の「同行」とスペイン国立舞踊団のシニアダンサーであるキム・セヨンの「死と女」(以上19、20日)が舞台に上がる。両作品ともに女性の生と死をテーマにする。

▲激しい現実を描く〓激しく生きていく現代人の生活を溶かした作品が多い。テレビドラマ「未生」からインスピレーションを得たワイズバレエ団の「ザ・ラストエグジット」と、イルダブラックトプロジェクトの「ブラックスワンレイクR」(以上13日と14日)は、甲乙の関係と熾烈な競争社会を扱った。引退したダンサーの物語を描いた金容傑(キム・ヨンゴル)ダンスシアターの「ステップバイステップ」、現代人の小心な逸脱を舞台上に移したダークサークルズコンテンポラリーダンスの「平凡な男たち」(以上17、18日)も目立つ。



金東昱 creating@donga.com