Go to contents

米、北朝鮮のICBMに備えて初の迎撃訓練

米、北朝鮮のICBMに備えて初の迎撃訓練

Posted May. 29, 2017 09:04,   

Updated May. 29, 2017 09:04

한국어

米軍が30日(現地時間)、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)攻撃に備えた迎撃訓練を実施する。米軍が米本土に対するICBM防衛訓練をするのは今回が初めてで、北朝鮮が21日に新型準中距離弾道ミサイル(MRBM)「北極星2型」実験発射に成功するなど、ICBM開発に拍車をかけていることに対する措置と見える。

 

国防総省ミサイル防衛局(MDA)は27日、ICBM模型の代わりに既存のミサイルより運航速度を倍加したミサイルを使って迎撃訓練を行うことを明らかにした。太平洋の某所から米本土に向かってミサイルで仮想攻撃すれば、カリフォルニア州のヴァンデンバーグ空軍基地内の地下格納庫から迎撃ミサイルを発射し、太平洋上空で撃墜する。米軍は、1999年以降17回ミサイル迎撃実験を実施し9回成功したが、ICBM級ではなかった。

 

米海軍は現在、原子力空母「カールビンソンハム」と「ロナルド・レーガン」が派遣されている西太平洋にニミッツ艦隊も派遣することを決めたと、朝日新聞など日本のメディアが報じた。同紙は、「同地域に同時に3隻を展開するのは異例」と報じた。ニミッツ艦隊は来月1日、米ワシントン州の母港を出港して中東地域に派遣される計画だったが、突然西太平洋への派遣が決定されたと同紙は伝えた。

米国や英国、日本など先進7ヵ国(G7)の首脳は同日、イタリア・タオルミナで閉幕した首脳会議で共同声明を採択し、「北朝鮮の核とミサイル計画の問題は国際社会が直面した最優先課題であり、北朝鮮が核とミサイル計画を放棄しなければ、私たちは制裁を強化する準備ができている」と強調した。



李承憲 ddr@donga.com · 張源宰 peacechaos@donga.com