Go to contents

欧州リーグ最多得点記録更新の孫興民が凱旋

欧州リーグ最多得点記録更新の孫興民が凱旋

Posted May. 24, 2017 09:06,   

Updated May. 24, 2017 09:06

한국어
「まだ自軍は若いです。今が最後だとは思っていません」

プレミアリーグ(EPL)で最高のシーズンを送ったトッテナム・ホットスパーの孫興民(ソン・フンミン=25)はさらなる高見を目指していた。依然として空腹感を覚えていた。23日、仁川(インチョン)国際空港に降り立った孫興民は、「自分については、常に100点などないと思っている。幸せなシーズンだったが、全体的に70点ほどが与えられそうだ」と言い、「クリスチアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)やリオネル・メッシ(FCバルセロナ)のようなパフォーマンスができたわけではないので、さらに磨きをかけなければならない。これからが始まりだ」と力んだ。

孫興民は、今季のEPLリーグとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で計21得点を挙げ、「チャブム」車範根(チャ・ボムグン)元水原(スウォン)監督がドイツのレバークーゼン所属でプレーした1985~1986シーズンに打ち立てた欧州リーグにおける韓国人の1シーズン最多得点(19得点)記録を更新した。孫興民は、「記録は破られるものだ。来季には自分の記録を超えるよう頑張りたい」と意気込んだ。

孫興民は、チームが2位で惜しくもリーグ優勝を逃したためか、まだシーズン中のような余韻を感じていた。「まだシーズンが続いているようだ。最終節のハル・シティ戦が終わって家に帰って来たけど、眠れなかった。明け方5時まで起きていた。そのとき『シーズンが終わったんだ』という感じが少しあった。多くのことを学んだシーズンで、感謝の気持ちでいっぱいだ」。

トッテナムで最高のシーズンを送りながら、韓国代表への愛情も一段と大きくなった。韓国で開かれている国際サッカー連盟(FIFA)のU-20ワールドカップ(W杯)に出ている後輩たちの初戦をロンドンで見たという。孫興民は、「ギニア戦(3-0)を見た。試合前に申台龍(シン・テヨン)監督にも連絡した。もともと出来る方なので心配はしていない。選手たちも優れた技量を持っているので良い結果を出せると思う。イングランド戦は直接競技場を訪れて応援しようと思ったが、チームのアジアツアーイベントで香港に行かなければならないので、行けなくなった」と話した。

シーズンは終わったが、「国家代表」の孫興民に戻るための緊張感は緩めていない。来年のロシアW杯アジア最終予選で2位につけている韓国は6月14日にアウェーでカタールとの大事な一戦を行う。孫興民は、「気持ちが重要なタイミングだ。誰がゴールを決めるかが重要ではない。勝つことが重要だ。最善を尽くす」と語った。エースはさらに強くなっている。



兪載泳 elegant@donga.com