ソウル国際文学フォーラムに参加するために先日来韓した米国カリフォルニア大学バークレー校のロバート・ハース碩座教授(76)が韓国をテーマ―に書いた詩3編の翻訳版が22日発表された。ハーす教授は「人間の願い(Human Wishes、1989年)」などの詩集を出し、米国で2度も桂冠詩人に推戴され、ピューリッチャ—賞をはじめ多数の文学賞を受賞した。
氏が書いた韓国に関する詩は「百潭寺行きバス」をはじめ石窟岩(ソックルアム)に向かう道を背景に書いた「黒髪ダンサーのための服」、韓国戦争を題材にした「板門店(パンムンジョム)、DMZを訪ねて」の3編だ。翻訳はチョン・ウングィ韓国外国大学教授が引き受けた。ハース教授は「板門店…」で「少なくとも共同の恥を覚えるべき人間たちが、このような事実をどう受け止めたか、何の証拠も残っていない」とし、戦争で死んでいった人たちに思いをはせた。
趙鍾燁 jjj@donga.com