Go to contents

韓国に思いを馳せて…米国桂冠詩人の韓国詩3編の翻訳が完成

韓国に思いを馳せて…米国桂冠詩人の韓国詩3編の翻訳が完成

Posted May. 23, 2017 09:09,   

Updated May. 23, 2017 09:20

한국어
「道は漢江(ハンガン)に沿って続く、私たちが向かう/山から始まり、西に流れる川。/今朝、その道は川の色に似て灰青色、/黄金色の縞模様に風のたより。八月、/雨が降った後に雲が立ち込めた朝。空は/薄い灰色。陽光が降り注ぐ道端の井戸/眩し過ぎて世界を支えているかのよう/一生懸命な修道僧のまっすぐ背筋を伸ばした姿勢のように。」(ロバート・ハース『百潭寺行きバス』の全文)

ソウル国際文学フォーラムに参加するために先日来韓した米国カリフォルニア大学バークレー校のロバート・ハース碩座教授(76)が韓国をテーマ―に書いた詩3編の翻訳版が22日発表された。ハーす教授は「人間の願い(Human Wishes、1989年)」などの詩集を出し、米国で2度も桂冠詩人に推戴され、ピューリッチャ—賞をはじめ多数の文学賞を受賞した。

氏が書いた韓国に関する詩は「百潭寺行きバス」をはじめ石窟岩(ソックルアム)に向かう道を背景に書いた「黒髪ダンサーのための服」、韓国戦争を題材にした「板門店(パンムンジョム)、DMZを訪ねて」の3編だ。翻訳はチョン・ウングィ韓国外国大学教授が引き受けた。ハース教授は「板門店…」で「少なくとも共同の恥を覚えるべき人間たちが、このような事実をどう受け止めたか、何の証拠も残っていない」とし、戦争で死んでいった人たちに思いをはせた。



趙鍾燁 jjj@donga.com