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チョン・ユラ、「韓国に行けば息子を奪われはしないか怖い」

チョン・ユラ、「韓国に行けば息子を奪われはしないか怖い」

Posted May. 01, 2017 08:50,   

Updated May. 01, 2017 08:51

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デンマーク検察による韓国送還決定に不服として訴訟を行っているチョン・ユラ氏(21・写真)が、デンマークの地元メディアと相次いでインタビューし、「母親の崔順実(チェ・スンシル)と朴槿恵(パク・クンヘ)前大統領の腐敗スキャンダルについては全く知らないし、韓国に行けば子供を奪われるのではないか怖い」と主張した。送還決定に不服として起こした1審裁判で敗訴すると、世論に同情を訴える狙いがあるものとみられる。

デンマークのメディア「BT」とエクストラ・ブラデットは24日、デンマークのオールボー拘置所に拘禁されているチョン氏のインタビューを報じた。チョン氏は拘置所で週2回、1時間ずつだけ2歳の息子に会うことができると言い、息子が外国で家族と離れたまま一人でいながら、この事件の代価を払っていると話した。チョン氏は、「あの小さな子は、なぜ、母親と一緒にいられず別れなければならないのか理解できない」とし、「私が韓国に送還されたら息子に何かが起こりはしないか怖い」と話した。チョン氏は、韓国に強制送還されると、韓国当局が子供を自分と切り離して、元彼に渡す可能性もあると主張した。

チョン氏は、崔順実と朴前大統領、三星(サムスン)が関わった腐敗スキャンダルについて知っていることがあるのか、一日に100回以上も考えてみるが、何も知っていることがなく、話したくても話せることがないと主張した。事件が起きた当時、自分は15~19歳であり、17歳で妊娠した後は、自宅で恥だと思われて海外に送られたと主張し、そのため韓国で起きたことについては何も知らないという。チョン氏は、「私は何も知らないことを証明するのが本当に難しい」と言い、「ママ(崔順実)は大統領とは近かったが、不正行為をするいかなる理由もなかった」と話した。

梨花(イファ)女子大学の成績操作疑惑についても知らないと容疑を否認した。チョン氏は、「私は大学に2回しか行っていない」とし、「教授や母が何をしたのか分からなかったし、良い成績をつけてもらったことも知らなかった」と主張した。

チョン氏は両メディアのインタビューに、いずれもグレーのラウンドティシャツにピンク色のトレーニング服を着て応じていることから、同じ日に行われたものとみられる。公開された写真の中のチョン氏は、1月にオールボーの隠れ家で逮捕された当時より、顔に肉がついている様子だ。チョン氏は先月17日、デンマーク検察が韓国送還を決定すると、これに不服する訴訟を起こしたが、今月19日の1審で敗訴して控訴した状態だ。



趙東住 djc@donga.com