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自律走行車、5月末に汝矣島で試験運行

Posted May. 01, 2017 08:37,   

Updated May. 01, 2017 08:37

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ソウル大学が開発した自律走行車「スヌバー(SNUBer)」が、早ければ今月末、ソウル汝矣島(ヨイド)で試験運行される。超高層ビルが密集している実際の市街地で自律走行車が運行されるのは今回が初めてだ。

30日、ソウル大学と国土地理情報院によると、ソウル大学知能型自動車IT研究センターは5月末、汝矣島一帯でスヌバーの試験運行を行う予定だ。スヌバーはこれまで、ソウル冠岳(クァンアク)キャンパス内の道路だけで走行してきた。

市街地である汝矣島で自律走行車の試験走行が可能となったのは、国土地理情報院が汝矣島一帯の総延長21キロ区間の精密道路地図を構築したためだ。精密道路地図とは、道路の車線と中央分離帯・トンネルなどの施設物、信号機などの標識情報を3次元的に表現した電子地図だ。

現在、精密道路地図が構築された地域は471キロに上る。国土地理情報院は、平昌(ピョンチャン)冬季五輪を支援するため、京釜(キョンブ)、嶺東(ヨンドン)高速道路と板橋(パンギョ)ゼロシティ、幸福都市など870キロの区間情報を年内に構築する計画だ。

一方、国土交通部は、「自律走行車の導入に向けた保険制度と法令改善案」と題した委託研究を発注したと、30明らかにした。今では、自律走行車が交通事故を起こす場合、保険処理をしようとしても、ドライバーと車の製作会社の間で誰が責任を負うかが不明確な状況だ。

保険研究院が行う今回の研究では、運転者が全く運転をしない完全自律走行段階だけでなく、自律走行車と手動走行車が混在する過渡期的状況においても適用できる制度的方向性について研究を行うことになる。これにより、自律走行車の発展段階別に車の所有者とメーカーとの間の合理的責任配分案をまとめることになるという。



金宰永 redfoot@donga.com