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プロ野球のストライクゾーン拡大したら…試合時間が短くなった

プロ野球のストライクゾーン拡大したら…試合時間が短くなった

Posted April. 29, 2017 08:57,   

Updated April. 29, 2017 08:58

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労働時間の短縮という労働界の取り組みにプロ野球も参加しようとしているのだろうか。

現代野球の至上課題である「試合時間の短縮」が今シーズンから実現しつつある。27日現在、KBOリーグの平均試合時間は3時間15分(延長含め)で、昨年(3時間25分)より10分短くなった。2012年(3時間11分)以降最も短い。

前年に比べて5%近く試合時間が短縮された背景には、広くなったストライクゾーンがあるとの評価が出ている。韓国野球委員会(KBO)の関係者は、「ストライクゾーンの拡大で三振数が増えてから、全体的に試合のテンポが上がった」と説明した。今シーズンの試合当たりの三振数は14.48で昨年(13.53)に比べて0.9ほど増えた。今シーズンから導入されたビデオ判定、投手交代や練習投球時間の短縮なども試合時間短縮に一定の影響を与えた。昨年は平均1分56秒かかった審判合意判定は今年からビデオ判定に変わり、平均1分40秒に短くなった。

10球団のうち平均試合時間が最も短いチームはkt(2時間55分)で唯一2時間台を記録した。ktは、25日から3日間行われるNCとの3連戦で、いずれも3時間未満で試合を終えた。ktの関係者は、「キム・ジンウク監督がスプリングキャンプの時から攻撃劇な試合運用を強調し、投手たちも積極的に打者と勝負するようになった。投手を頻繁に交代させないことや作戦の駆使を最小限に抑えるキム監督のスタイルも(試合時間短縮に)影響を与えた」と分析した。

最長試合時間という不名誉な記録は斗山(トゥサン)に与えられた。斗山の平均試合時間は3時間30分で、ktとは35分の差がある。三星(サムスン)とともに最も多い延長戦(4度)を戦った影響が大きいが、正規イニングの試合だけを基準にしても3時間21分で最も長い。シーズン序盤に外国人投手ニッパートやボウデンが交替で離脱し、リリーフ陣への負担が重くなった上、打線でも最も多く四球(93)を選んだことなどが影響を与えたものとみられる。

一方、昨季に頻繁なんクイック・フック(すぐに投手を交代すること)で最長試合時間(平均3時間38分)を記録したハンファは、先発投手陣が安定した活躍を見せ、試合時間が15分短くなった。



姜泓求 windup@donga.com