Ａ：まったくありません。たとえば、バスケットボールコートで選手が試合する時、観客の応援に励まされて、試合がうまくいったということもあるでしょうが、実はその選手の実力が試合を左右すると思います。（…）拍手を受けたいと思うなら、いっそのこと、スーパースターＫに出たほうがいいでしょう。（ウェブ漫画作家「ハツリン」）
ウェブ漫画の全盛時代だ。作家のイ・マルニョンやユン・テホ、チョ・ソク、キアン８４…。ウェブ漫画作家らは、芸能人に劣らぬほど高い認知度を誇っている。あえてウェブ漫画を探さなくても、ウェブ漫画が原作の映画やドラマに簡単に接することができる。
本は、作家が直接会って話をしたウェブ漫画作家２４人の物語が盛り込まれている。大学を卒業したばかりウェブ漫画作家から出版漫画のキャリアを持つベテラン作家、星座人文学を勉強した作家まで… 。著者は、ウェブ漫画作家を志望するか、ウェブ漫画が好きなファンに、作家の「裏話」をプレゼントしたい気持ちから、インタビュー記事を書き始めたという。「ウェブ漫画がドラマ化されるとウェブ漫画作家も参加するか」「悪質的書き込みにはどう対処するか」など、一般読者が抱きそうな好奇心への答えはもとより、「経済的に不安か」「作業ツールは、どんなものを使うか」など、ウェブ漫画志望者らのための具体的質問と回答までが幅広く盛り込まれている。
だからといって、ウェブ漫画作家志望者だけに興味深いと思われる話ではない。大変な時期を経て、人々に愛されるウェブ漫画作家になるまでの一人の人間の苦労も溶け込んでいる。オ・ヨンソク作家の「誠実さは私に次の機会を作ってくれた」、イ・ジョンボム作家の 「作家は漫画だけを描いてはならない。他の人生を楽しみなさい」などのアドバイスは誰も耳を傾けるに値する。
作家は昨年６月、アニメ制作ツール「トゥーンブム社」の「ハーモニー」を利用したウェブ漫画制作とアニメ制作について説明した「私もウェブ漫画作家になれる」を出版した。現在、フェイスブック「ハーモニーでウェブ漫画を作る」ページで、ウェブ漫画作家志望者のために、現場で活動しているウェブ漫画作家のインタビューを連載している。
張善熙 sun10@donga.com
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