ペク・ジソン監督率いるアイスホッケー男子代表(世界ランキング23位)は26日、ウクライナのキエフで行われたIIHF世界選手権ディビジョン1グループA(2部リーグ)第3戦でハンガリー(世界19位)に3-1で逆転勝利を挙げた。3連勝を果たした韓国は、勝ち点9で首位を保ち、トップディビジョン(チャンピオンシップ)昇格を目前にした。2試合を残している韓国は勝ち点を2点さえ取れば、少なくとも2位を確保しトップディビジョンに昇格する。
IIHFはホームページで「ハンガリー戦で韓国は生粋の韓国人たちが勝利をけん引した」と称賛した。ペク監督率い韓国代表は、帰化選手の活躍と生粋の韓国人選手の実力が向上して奇跡を起こしている。ペク監督の最終目標も生粋の韓国人選手たちを成長させ、来年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪以降にも備えることだ。このため、一つのラインを構成する際、帰化選手は1、2人だけを出場させ、残りは生粋の韓国人選手を起用する。
ハンガリー戦では兄弟選手たちの活躍が目立った。IIHFが韓国の勝利を伝え記事の見出しも「サンフン!サンウ!」だった。低身長だが猪突的な突破が持ち味の「強心臓兄弟」のシン・サンフン(171センチ)とシン・サンウ(175センチ)は並んで得点を挙げた。シン・サンフンは、「うちのチームは発展するために絶えず頑張って来たので、3連勝にも驚かない」と話した。
代表チームの別の兄弟、キム・ギソン(32)とキム・サンウク(29=以上安養漢拏)もコンビプレーで得点を挙げた。韓国が0-1でリードされた第2ピリオドの15分43分にキム・ギソンは敵のゴール裏側でキム・サンウクが出したパックをスナップショットで同点ゴールを決めた。キム・ギソンは3試合連続ゴールを記録した。キム・サンウクは兄との抜群のコンビプレーについて、「目で見なくても兄がいそうな位置にパスを出すと、必ずそこに兄がいる」と話した。
代表チームは今大会で第3ピリオドだけで8点を奪うなど勝負強さを見せている。ハンガリーのリッチ・チェノマス監督は、「精神力の強い韓国は我々に攻撃する隙を与えなかった。彼らは物凄い発展を遂げている」と話した。
代表チームは28日の午前2時30分、オーストリア(世界17位)と第4戦を行う。ペク監督は、「まだ大会が終わったわけではないので最後まで集中したい」とコメントした。
鄭允喆 trigger@donga.com