メジャーリーグ2年目の斗山(トゥサン)出身の金賢洙(29=ボルチモア・オリオールズ)が今季初本塁打を放った。
金賢洙は25日、メリーラン州ボルチモアの本拠で行われたタンパベイ・レイズ戦に7番・左翼手で先発出場し、1-3でリードされた6回に相手先発クリス・アーチャーを相手に追撃の足場となるソロ本塁打を奪った。バック・ショウォルター監督のプラトーン・システム(同じポジションに似たような技量の選手を交互で起用する戦術)のため、なかなか出場機会が得られなかった金賢洙だが、久々に回って来たチャンスを逃さなかった。
金賢洙は前日のボストン・レッドソックス戦では9回に代打でと途中出場し、左腕フェルナンド・エイバッドから安打を奪った。メジャーリーグ進出後、左腕投手を相手に放った初安打だった。機会され与えられれば、いつでも自身の役割を全うできることを連日証明しているのだ。
ボルチモアは、金賢洙の本塁打の後、ジョナサン・スコープの本塁打で同点とし、7回裏にはアダム・ジョーンズが2ラン本塁打を放ち6-3で勝利した。
KBOリーグの最大の逆輸出品と言えるミルウォーキー・ブルワーズのエリック・テイムズ(31=元NC)は同日、本拠で行われたシンシナティ・レッズ戦で9号と10号本塁打を相次いで放った。今季にシンシナティを相手にした7号本塁打だ。
メジャーリーグの本塁打ランキング首位を走っているテイムズは4月の月間最多本塁打記録にも挑戦する。歴代のメジャーリーグで4月の1ヵ月間、最も多くの本塁打を放った選手はアルバート・プホルス(2006年)とアレックス・ロドリゲス(2007)で、ともに14本を記録した。4月に5試合を残しているミルウォーキーは3打数2安打3打点3得点を挙げたテイムズの活躍で11-7で勝った。
李憲宰 uni@donga.com