Go to contents

北朝鮮の米本土核攻撃か、ユーチューブ動画に米メディアが敏感に反応★

北朝鮮の米本土核攻撃か、ユーチューブ動画に米メディアが敏感に反応★

Posted April. 21, 2017 08:30,   

Updated April. 21, 2017 08:35

한국어
北朝鮮が発射した数十発の弾道ミサイルが太平洋を越えて米本土に向かう。ミサイルが落ちた都市は炎に包まれ、米国を象徴する星条旗も燃えてしまう。この光景を見て北朝鮮の軍人が拍手し歓呼する。

19日、動画投稿サイト「ユーチューブ」やCNN、ワシントン・ポストなど米国の主要メディアのサイトには、このような場面が含まれた約50秒の「北朝鮮ミサイルの米本土攻撃仮想動画」が紹介された。北朝鮮が15日の金日成(キム・イルソン)生誕日を記念して、16日に平壌(ピョンヤン)の柳京・鄭周永(リュ・ギョンジョン)体育館で開催した功勲国家合唱団の公演を撮影したもので、舞台中央の大型スクリーンに北朝鮮ミサイルの米本土攻撃の映像が出てくる。

米メディアは、「『第3次世界大戦』で北朝鮮が核ミサイルで米国を攻撃するシナリオを含んだ宣伝・扇動動画」とし、「映像の中のミサイルは最近試験発射した新型中距離弾道ミサイル(IRBM)『北極星2型』のようだ」と説明した。そして、「金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長もこの映像を見て非常に満足したという」と付け加えた。

ユーチューブに、「大陸間弾道ミサイル(ICBM)で米国を破壊する様子を描いた北朝鮮の信じ難しい公演」というタイトルで投稿されたこの映像は、20日現在、視聴回数が27万回を超えた。米国人と見えるネットユーザーは、「精神異常者の狂気」と書き込んだ。

ワシントン・ポストは、「北朝鮮が核ミサイルで米大陸を壊滅状態にするという映像は2013年にもあり、昨年にも流布した。問題は今のトランプ政権は北朝鮮に対する『戦略的忍耐』はもはやないと公式に宣言したということだ」と伝えた。アジアを歴訪中のペンス副大統領が北朝鮮に対して、「私たちは盾(防衛システム)もあるが、槍(攻撃)も準備できている」と発言するなど、いつよりも一触即発の緊張が高まっているという説明だ。



夫亨權 bookum90@donga.com