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韓米、「3種の刃」で北朝鮮首脳部を狙う

韓米、「3種の刃」で北朝鮮首脳部を狙う

Posted April. 05, 2017 08:33,   

Updated April. 05, 2017 08:34

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韓国と米国が有事の際、無人攻撃機(UAV)や特殊部隊、ステルス戦闘機の「3種の刃」で北朝鮮首脳部を短時間で除去することを本格化させている。キルチェーンや韓国型ミサイル防衛システム(KAMD)など既存の北朝鮮核・ミサイル対策と共に「核ボタン」を握る金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長ら指揮部を狙った軍事作戦が具体化しているのだ。

最近、韓米合同トクスリ演習に米特殊部隊が最大規模で参加し、F-35Bステルス戦闘機が爆撃演習をしたのも、対北斬首作戦の実効性検証の一環と見える。北朝鮮首脳部の指揮所や地下壕、移動経路などを追跡して同時多発的に攻撃するシナリオが、集中的に点検された。

米国の先端無人攻撃機グレイ・イーグルが来年2月、全羅北道(チョンラプクト)の群山(グンサン)基地に配備されるのも同じ脈絡だ。この兵器は最大30時間以上高空飛行し、敵の指揮部を捜し出してミサイルで除去する「キラー戦力」だ。軍当局者は、「北朝鮮の核攻撃の兆候が確認されれば、『3種の刃』で首脳部をまず除去して戦争遂行能力をマヒさせ、部隊に衝撃と恐怖を与えることが作戦の核心だ」と説明した。レーダーに捉えられないステルス戦闘機と密かに侵入できる無人攻撃機、韓米特殊部隊がこのような作戦に最適な戦力と評価される。

北朝鮮が、米国の核の傘など韓国に対する拡大抑止戦力より首脳部に対する軍事作戦を恐れているという見方が多い。米国の核報復警告は「見え透いた脅し」と見るが、斬首作戦はイラク戦やアフガニスタン戦などで実行された前例があるためだ。軍関係者は、「北朝鮮の核の脅威が加重すればするほど、韓米軍当局は北朝鮮首脳部の除去作戦に重きを置くだろう」と話した。



尹相虎 ysh1005@donga.com