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デヴェレル英軍司令官、「北朝鮮の核・化学兵器は韓国攻撃用」

デヴェレル英軍司令官、「北朝鮮の核・化学兵器は韓国攻撃用」

Posted March. 27, 2017 08:32,   

Updated March. 27, 2017 08:32

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「北朝鮮の核・ミサイル脅威に対抗して韓国が防衛措置を取るのは当然です」

英国のデヴェレル合同軍司令官(陸軍大将)は25日、ソウル中区(チュンク)の駐韓英国大使館での東亜(トンア)日報とのインタビューで、「北朝鮮の核と化学兵器は実戦用」とし、このように話した。海外派兵や特殊作戦などに責任を負うデヴェレル司令官は、英国軍55人を率いて最近実施された韓米合同キー・リゾルブ(KR)演習に参加した。英国は、国連軍司令部の戦力提供国で、毎年韓米合同演習に参加している。以下は一問一答。

――北朝鮮の核・ミサイル脅威がますます高度化しているが。

「数日前にも北朝鮮が弾道ミサイルの発射を試みた。北朝鮮の核・ミサイルの脅威を大変懸念し、非難する英国政府の方針は確かだ。韓半島はもとより世界平和を阻害する挑発を北朝鮮は中止し、国連安保理の北朝鮮制裁決議を順守しなければならない」

――韓国の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備に対する中国の報復措置をどう見るか。

「両国間の問題であり、国内政治の要素もあって言及することは難しい。ただ、軍人の立場から見て、すべての国家は(外部の脅威に対抗して)防衛措置を取ることは当然であり、これについて全面的に同意する」

――金正男(キム・ジョンナム)氏VX暗殺を機に北朝鮮の化学兵器に対する憂慮も大きくなっているが。

「以前、英国軍の核・化学兵器に対応する部隊を指揮した。北朝鮮の化学兵器の脅威は核兵器同様深刻だ。北朝鮮が生産・備蓄した多量の化学兵器は、韓半島と域内の安全に大きな脅威だ」

――北朝鮮が有事の際、化学兵器で韓国を攻撃するか。

「このように問う。一国家が兵器や能力(戦力)を開発・保有する目的は何か。当然実戦で使うためだ。北朝鮮の化学兵器も然りだ」

――北朝鮮の韓国に対する核攻撃の可能性は。

「十分にある。北朝鮮が国際社会の高強度な制裁にもかかわらず核開発に執着するのは、実戦用だからだ。私たちが北朝鮮の核保有を懸念する理由もこのためだ」

――韓半島の有事の際、英国軍は韓国にどのような支援をするのか。

「状況によって英国政府が支援の水準を決めるだろう。韓国戦争での英国軍の貢献など歴史的に緊密な両国関係に基づいて支援がなされると考える」

――昨年、英国空軍が最初に韓米合同演習に参加した。今後そのような計画はあるか。

「今後も英国軍が韓米両国の軍と演習を拡大する機会を探す。今回の訪韓でも李淳鎮(イ・スンジン)合同参謀議長やブルックス在韓米軍司令官とこの問題について話し合った」



尹相虎 ysh1005@donga.com