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AIIBに13国が追加加盟、ADB上回る

AIIBに13国が追加加盟、ADB上回る

Posted March. 24, 2017 08:35,   

Updated March. 24, 2017 08:36

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中国主導で昨年1月に発足したアジアインフラ投資銀行(AIIB)の加盟数が米国と日本中心のアジア開発銀行(ADB)を上回った。

AIIBは23日、カナダ、香港、ベルギーなど13か国や地域の新規加入申請を承認したと、中国国営新華社通信が同日報じた。これにより、AIIBへの加盟国・地域数は57から70に増え、ADBの67を上回った。資本金1000億ドル規模でスタートしたAIIBには、主要7カ国(G7)の中では米国と日本だけが参加していない。

AIIBの金立群総裁は、「世界各国がAIIB加盟に関心を示したので、国際金融機関に育成するのに急速な進展を遂げることができた」と言い、「AIIBが、ほぼすべての大陸の加盟国を保有することになったことを誇りに思う」と語った。金総裁は、理事会が今年末に追加加盟申請を受けることも検討すると述べた。

AIIBと共に、中国対外経済影響力拡大の両輪である「一帶一路(21世紀の陸上と海上のシルクロードプロジェクト)」も、欧州進出を強化する構えだ。香港紙サウスチャイナ・モーニングポストは23日、一帶一路のために造成されたシルクロードファンドが、欧州への投資を検討していると伝えた。中国は2014年に400億ドル(約44兆8000億ウォン)を投資してシルクロードファンドを造成し、2015年4月に初の投資事業として、パキスタン北部の水力発電ダムの建設事業を選定した。

報道によると、21日から5日間、中国を訪問している欧州投資銀行(EIB)のジョナサン・テイラー 副総裁は最近、中国での記者会見で「EIB傘下の欧州投資ファンド(EIF)とシルクロードファンドの間の協力方策について議論されている」としながら 、「二つのファンド間の議論は、欧州内投資に集中している」と述べた。



具滋龍 bonhong@donga.com