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安重根義士の殉国直前の遺墨が107年ぶりに公開

安重根義士の殉国直前の遺墨が107年ぶりに公開

Posted March. 23, 2017 07:12,   

Updated March. 23, 2017 07:24

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日本から約100年ぶりに韓国に帰ってきた安重根(アン・ジュングン、1879~1910)の遺墨「黄金百萬両不如一教子」(写真)が、展示を通じて初めて一般公開される。この明心宝鑑の言葉は、「百万両の黄金も、ひとりの子供の教えにはおよばない」という意味だ。

大韓民国歴史博物館は22日、7億3000万ウォンを払って購入した遺墨(生前に書き残した書や絵)を、安義士殉国107周忌を迎えて公開すると明らかにした。特別展は、23日から1階の企画展示室で「同胞に告げる:安重根の獄中での遺墨」というタイトルで開かれる。この遺墨は、安義士が1910年3月、中国旅順刑務所で書いたもので、書の横に薬指を欠いた安義士の左手の手形が押されている。安義士は同月26日に殉国した。

今回公開される遺墨は、旅順刑務所の看守係長だった人が持っていたが、日本人所蔵者を経て、昨年、オークションに出された。

5月28日まで開かれる今回の展示では、安重根義士崇慕会が昨年、日本人小松亮氏から寄贈をうけた「志士仁人殺身成仁(高い志を持った士と寛大な人は、正しいことのために命を捨てる)」の遺墨、安義士の公判での姿が描かれた画集、裁判の傍聴券なども展示される。



張善熙 sun10@donga.com