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ティラーソン米国務長官、「韓日核武装を容認することも」

ティラーソン米国務長官、「韓日核武装を容認することも」

Posted March. 20, 2017 08:28,   

Updated March. 20, 2017 08:28

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米国のティラーソン国務長官が、「北朝鮮の核は差し迫った脅威であるため、(北朝鮮の核)状況の展開によって米国は韓国と日本の核武装の容認を考慮しなければならないかもしれない」」と明らかにした。

ティラーソン長官は訪韓後、18日に中国に移動する専用機の中で、アジア歴訪に随行しているインディペンデント・ジャーナル・レビューの記者とのインタビューで、「米国の政策目標は韓半島の非核化だが、米国が(韓半島周辺の)未来を予測することはできない」としてこのように話した。

これは、ティラーソン長官が訪韓期間に「外交的・安保的・経済的なあらゆる対北朝鮮オプションを検討することもできる」と明らかにした後の発言なので、北朝鮮の核の脅威が米本土を攻撃する可能性など臨界点を超える場合、トランプ政権がそれこそすべての措置を動員し得ることを示唆するものであり、波紋が予想される。特に同日の発言は、米国が1991年に韓半島から撤収した戦術核の再配備を越えて北朝鮮に対する軍事的抑止力のために韓国独自の核兵器開発を制限的ながら容認できるとも解釈され、高高度防衛ミサイル(THAAD)配備とともに韓国の早期大統領選政局で核心安保アジェンダとして浮上するものと見える。ティラーソン長官は1月の上院の承認聴聞会では、トランプ大統領が昨年の大統領選期間に明らかにした「韓日核武装容認」の可能性について「同意しない」と明らかにしたことがある。

ティラーソン長官はインタビューで、北朝鮮核の状況について何度も「差し迫った脅威」という表現を使い、「中国がこの問題を解決するために米国と共同の戦闘を行わなければならない」と述べた。これは、米国が主導する国際社会の北朝鮮制裁に中国が積極的に参加しなければならないということを強調したものだ。

 

ティラーソン長官は19日、中国の北京人民大会堂で習近平国家主席を表敬訪問し、トランプ大統領のメッセージを伝えた。習主席は、「地域問題では意思の疎通と協力を強化する一方、互いの核心利益と重大関心事を尊重し、両国関係を安定させていこう」と述べ、来月初旬に開かれる米中首脳会談で、トランプ大統領と北朝鮮核問題やTHAAD配備をめぐって激突することを予告した。



李承憲 ddr@donga.com · 具滋龍 bonhong@donga.com