高宗の最後の行く道を見守っていた旧韓末の朝鮮人たちの姿はどうだったのだろうか。ソウル歴史博物館は、1919年3月3日、高宗國葬当時にスポットライトを当てた「高宗皇帝の最後の道」の展示を開いている。展示では、梓宮が、殯殿として使われた咸寧殿(ハムニョンジョン)を離れて、金谷(クムゴク)にある洪陵(ホンルン)に至る時までのルートを、地図上に詳細に表示した。
高宗の棺の行列は、大漢門を出発した後、黃金町(現在の乙支路)を経て、訓練院で日本式葬儀を執り行った。続いて興仁之門を通過した後、金谷洪陵に到着した。このうち、米ジャーナリスト・アルバート・テイラー(1875〜1948)が興仁之門の傍を通る国葬行列を撮影した写真が、今回の展示で初めて紹介される。この写真では、東大門夫人病院や東大門教会など、由緒深いかつての建物を見ることができる。
来月9日まで。詳しい内容は、ホームページ(www.museum.seoul.seoul.kr)や電話案内(02-724-0274)を参照してほしい。
金相雲 sukim@donga.com