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「俺たちのまさおが…」 金正男暗殺で日本ネットに広がる哀悼の声

「俺たちのまさおが…」 金正男暗殺で日本ネットに広がる哀悼の声

Posted February. 20, 2017 08:49,   

Updated February. 20, 2017 08:50

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「俺たちのまさお(正男=ジョンナム=の日本語読み)を返してくれ!」

日本のネット上では13日、殺害された金正男(キム・ジョンナム)を哀悼する雰囲気が造成されている。マレーシアの地元メディアに金正男の最後の写真が掲載され、これまでずっと死の脅威に苦しんできたという事実が明らかになり、同情論が広がっている。最近、日本の動画サイトには、「さようなら、正男氏」、「冥福を祈ります」などの追悼動画が広がっている。また、今回の事件が北朝鮮の仕業だという事実が少しずつ明らかになり、「金正恩(キム・ジョンウン)を許せない」という声が説得力を得ている。

日本では2001年、金正男が成田空港から偽のパスポートで入国しようとして逮捕された後、「ディズニーランドに行きたかった」と言ったことが報じられ、「北朝鮮にも人間味のある人がいた」という関心が生まれた。日本人記者らが世界を回りながら、彼にしつこくつきまわったが、金正男はほとんど、取材に対して笑顔で丁寧に応じた。「日本語がわかるか」という質問に、日本語で「わかりません)」と答えるなど、ユーモラスな面も見せた。

2011年の東日本大震災の翌日は、普段から親交のあった記者に、「非常に心が痛い」というメッセージを送るなどの人間的な姿が話題となった。

一方、英ロンドンで活動している国際脱北者連帯のキム・ジュイル事務総長は18日、日本のメディアとのインタビューで、「2015年12月、亡命政府を樹立しようと脱北者らが金正男に対して、『亡命政府の首班になってもらいたい」と提案したが、『世襲に反対する』と断られた」と伝えた。

また、金正男の生母「成蕙琳(ソン・へリム)」氏の兄であるソン・イリギ氏(85)は、ソウル恩平区(ウンピョング)にある自宅で東亜(トンア)日報の記者とインタビューをする際、甥の死について、「今まで苦しいことをあまりにも多く経験してきたので、常に覚悟していたことだ」と淡々とした声で語った。

彼は、成蕙琳が死亡する前だった2000年代前半、ロシアのモスクワにいたときまではたまに、電話で安否を尋ねたという。彼は妹2人、すなわち成蕙琳と李韓永(イ・ハンヨン)の母親である成蕙琅(ソン・ヘラン)が韓国戦争勃発前に両親と一緒に北朝鮮に行ったとき、一人で韓国に残った。



張源宰 peacechaos@donga.com · 鄭智煐 jjy2011@donga.com