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大雪に脱力、絶滅危機のヤギを救え

Posted February. 20, 2017 08:32,   

Updated February. 20, 2017 08:33

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絶滅危機野生生物I級であるヤギ2頭が、大雪で餌にありつけず、脱力した状態で救助された。国立公園管理公団は、1月末から2月初めに江原(カンウォン)地方に降った大雪のため、餌が見つけることができず、雪岳山(ソルアクサン)周辺の低地に降りてきたヤギ2頭を、最近救助したと、19日明らかにした。現在、公団救助センターに保護されている。健康が十分に回復すれば再び自然に戻し、そうでなければ、ヤギ種復元のための繁殖個体として活用する案が検討されている。

主に山岳高地の深い谷や崖に生息しているヤギは、地面に落ちた木の実や乾いた葉などを食べて、冬を過ごす。雪が多く積もれば、良質の餌を得られる生息地に移動することもある。しかし、この過程で繰り広げられたヤギ同士の競争で追い出されると、餌不足で脱力する場合がしばしばある。2010年は大雪で、ヤギ22頭が集団死した状態で見つかったこともある。

国立公園管理公団・種復元技術院は、このようなヤギを保護するために、毎年冬、生息地をパトロールしながら救助活動を繰り広げている。2010年から今年まで種復元技術院が救助したヤギは計65頭だ。実際、このうち80%以上が、冬に脱力したり、孤立した状態で救助された。このようなヤギは、真冬(12~2月)よりは3月に発見されることが多い。救助されるヤギは、雌よりは雄のほうが多く、2年生の児成体(子と成体の中間を指す言葉)が半分以上を占めている。



柳聖烈 ryu@donga.com