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ロッカールームのソファを嫌うイチロー、その理由とは

ロッカールームのソファを嫌うイチロー、その理由とは

Posted February. 17, 2017 08:52,   

Updated February. 17, 2017 08:56

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ロッカールームのソファを嫌うイチロー、その理由とは
「向こう30年、日本には手を出せないとも思わせたい」。2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開幕を控えて、日本の鈴木一朗(イチロー=44、マイアミ・マリーンズ、写真)が口にした言葉だ。結果的に、この発言に刺激を受けた韓国が日本を何度も勝った。だが、そういう言葉を口にするほどイチローは自信が漲っていた。身体的に、また技術的に全盛期をおう歌していたからこそ言えた言葉だった。

それから10年が過ぎたが、イチローは未だに現役だ。最近メジャーリーグのホームページが発表した今年の現役最年長順位でイチローは2位だった。1973年10月22日生れのイチローより誕生日が早い選手はアトランタ・ブレーブスのバートロ・コロン(1973年5月24日生れ)だけだ。今年の韓国と日本のプロ野球で最年長選手はそれぞれ43歳になるチェ・ヨンピル投手(KIA)と岩瀬仁紀投手(中日)だ。イチローは全世界で最年長の野手なのだ。

実力は以前ほどではない。2001年にシアトル・マリナーズでメジャーデビューを果たして以来、10年連続で200安打以上を記録したが、2011年から下降カーブを描いている。だが、守備固めや代走など「第4の外野手」としては依然として競争力がある。昨年も143試合に出場し打率.291、1本塁打、22打点、10盗塁を記録した。

毒舌家で有名な野村克也元楽天監督は、イチローについて「努力する天才は怖い」と言ったことがある。俊足に強肩、ボールをバットに当てる能力に恵まれている。しかし最年長の野手になるほどの優れた体を持っているわけではない。KIAの元トレーニングコーチの花増幸二氏は、「多くの人が考えるように、イチローの体は柔軟でない。むしろ硬い方だ。十分なストレッチをしなければならない体だ」と言ったことがある。

こうしたことを良く知っているイチローは、誰よりも柔軟トレーニングに多くの時間を使っている。彼は一番先に球場に出て体をほぐす選手だ。試合中もストレッチをしている姿を良く見かけることができる。

負傷を予防しようとする彼の態度は、病的と思えるほどだ。ロッカールームに置かれているふんぞり返るソファには絶対に腰を掛けない。腰に良くないからだ。その代わり、個人的に用意した硬い椅子を使っている。スパイクを履いてからは、絶対階段を利用しない。滑る可能性があるからだ。起きてから眠るまで、毎日同じ生活を繰り返しながら、25年間のプロ選手として活躍(日本で9年、米国で16年)する間、大きな負傷をしたことがない。シアトル時代に同じ釜の飯を食ったテキサス・レンジャーズの秋信守(チュ・シンス=35)は、「人間的なことは分からないけど、野球選手としては尊敬せざるを得ない」と話した。

メジャーリーグで3000安打(3030安打)を達成したイチローは殿堂入りを予約している。日本でも記録まで入れれば計4308安打を放った。その彼が、いつまで現役でいられるかは誰にもわからない。マイアミはイチローとの契約を2018年まで延長する計画だ。イチローは、もしかしたら49歳に引退したフリオ・フランコ(元ニューヨーク・メッツ)を超えて歴代最年長野手という新たな伝説を残すかもしれない。



李憲宰 uni@donga.com