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「北極の上空を飛んで米攻撃」、「北極星2」命名の理由

「北極の上空を飛んで米攻撃」、「北極星2」命名の理由

Posted February. 14, 2017 08:26,   

Updated February. 14, 2017 08:28

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北朝鮮は12日に発射した弾道ミサイルを「北極星2」と命名した。独自開発したミサイルに星の名前をつける北朝鮮の長い慣行によるものだ。

外部では、北朝鮮のミサイルに「テポドン」、「ムスダン」、「ノドン」などの名前をつけて呼ぶが、北朝鮮内部ではミサイルの種類別に星の名前を使う。対戦車ミサイルの名称は水星(後に火の鳥に改称)、対艦ミサイルは金星、移動式地対地ミサイルは火星、固定式弾道ミサイルは木星、といったようにだ。

種類が最も多いミサイルは火星だ。北朝鮮が独自開発したスカッド-B改良型は火星5号、スカッド-C改良型は火星6号、ノドン1号は火星7号、ムスダンは火星10号といった具合だ。

新型ミサイルを作るたびに太陽系惑星の名前を順につけた北朝鮮のミサイルの慣行に従うなら、昨年8月に発射した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)には土星という名前がつけられなければならない。しかし北極星と名づけられた。ミサイルを新浦級(2千トン)潜水艦に載せて北極海を通って米ワシントンを狙うという最終目標が込められているためだ。米国との最終決戦のために北極星が輝く北西航路を通過するミサイルという意味だ。

12日に発射された地対地ミサイルに北極星という名前をつけたのも、アラスカ上空を横切って米国まで飛翔するミサイルという意味が込められているものと見られる。北朝鮮は今後、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を北極星系列に発展させていくものと見られる。

北朝鮮は、今回のミサイル発射に先立ち金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が2日間も現地に滞在して勇気を奮いたたせたと明らかにした。北極星は金正恩時代に新たに開発されるミサイル系列なので、金委員長がいつになく大きな関心を見せたと分析される。



周成河 zsh75@donga.com