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韓米、来月のキー・リゾルブでTHAAD運用の初訓練

韓米、来月のキー・リゾルブでTHAAD運用の初訓練

Posted February. 09, 2017 07:04,   

Updated February. 09, 2017 07:19

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韓国と米国が来月実施するキー・リゾルブ韓米合同軍事演習で、高高度防衛ミサイル(THAAD)の運用を点検する訓練が実施される。

8日、軍当局によると、この訓練はTHAAD砲台の探知レーダーで北朝鮮が発射した弾道ミサイルの軌跡を追跡し、これを韓米両軍の弾道弾作戦統制所(TMO-cell)が共有し、迎撃ミサイルを発射して破壊する内容で進められる。

軍関係者は、「THAADの韓国配備を想定して、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対応する手続きをコンピュータ・シミュレーションで点検する訓練を検討している」と話した。韓米軍当局は過去の合同演習でも、有事の際に米本土のTHAAD砲台とパトリオット迎撃ミサイル部隊を韓半島に緊急展開する内容を点検している。

さらに韓米軍当局は、昨年に続き今年のキー・リゾルブ演習でも、北朝鮮の核攻撃が迫った時に北朝鮮全域の核・ミサイル基地を先制攻撃する内容までを含んだ「4D作戦」を適用する方針だ。この作戦は、北朝鮮の核・ミサイル脅威に対する一対一対応体系で、「探知(Detect)→撹乱(Disrupt)→破壊(Destroy)→防衛(Defense)」の4段階で進められる。核ミサイルを搭載した北朝鮮の移動式発射台(TEL)の動きを偵察衛星や無人偵察機(UAV)などで探知した後、電波妨害で撹乱し、発射直前に空軍戦闘機と精密誘導兵器で破壊・除去する一方、発射された敵のミサイルを迎撃ミサイルで破壊する内容が核心だ。

軍当局者は、「今年の演習では4D作戦がより具体的に適用されるだろう」と強調した。北朝鮮の核ミサイル攻撃を抑止し、発射後に韓国領土に落ちる前にあらゆる手段と方法を動員して阻止する具体的な軍事対策を集中的に点検すると、同関係者は伝えた。また、最近ソウルで開かれた韓米国防長官会談の合意によって今年のキー・リゾルブ演習には空母戦団や戦略爆撃機など米戦略兵器が大挙参加し、訓練規模も例年より大幅に拡大するという。



尹相虎 ysh1005@donga.com