Go to contents

「球速161キロ」の若きエース、ベンチュラ投手が交通事故で死亡

「球速161キロ」の若きエース、ベンチュラ投手が交通事故で死亡

Posted January. 24, 2017 09:43,   

Updated January. 24, 2017 09:43

한국어
メジャーリーグ、カンザスシティ・ロイヤルズのエース、ヨーダノ・ベンチュラ投手(26)が23日、母国のドミニカ共和国のある高速道路で一人で運転中に自動車事故に遭い、帰らぬ人となった。前日の22日には、同じドミニカ共和国出身で大リーグでもプレーしたktのアンディ・マルテ内野手(34)が別の自動車事故で死亡した。相次ぐ悲報に球界は悲しみに包まれた。

2013年にメジャーリーグデビューを果たしたベンチュラは翌年から昨年まで3年連続で二桁勝利を挙げ、アメリカンリーグを代表する投手に浮上した。100マイル(時速161キロ)台の剛速球を武器としたベンチュラは、大リーグ通算38勝31敗、防御率3.89の成績を残した。

あいにくもベンチュラは2014年のワールドシリーズ(WS)途中、同じドミニカ共和国出身のオスカー・タベラス(セントルイス・カージナルス)が交通事故で亡くなると、自分の帽子に「R.I.P(Rest in Peace=故人の冥福を祈る言葉)O.T#18」の文字を書いて、哀悼の意を表した。とくに先発登板したWS第6戦では、この世を去った友人を偲びながら7回無失点と好投し、ファンに感動を与えた。

ベンチュラは、昨年、マイアミ・マリーンズのホセ・フェルナンデス投手がボート事故で死亡した時も、帽子にフェルナンデスを偲ぶ言葉を追加で書き込んだ。ベンチュラとマルテの突然の死にメジャーリーグの同僚たちも追悼の意を表した。メジャーリーグ選手会をはじめリーグを代表するスタープレイヤー、アンドリュー・マカッチェン(ピッツバーグ・パイレーツ)、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)らがソーシャルメディア(SNS)などを通じて両選手の冥福を祈るコメントを残した。

一方、先月に飲酒運転で事故を起こしたピッツバーグの姜正浩(カン・ジョンホ)のようにシーズンを終えた選手たちが緊張を緩めから事故につながっているのではないかと懸念する声も出ている。ベンチュラは現地当局の調べによると、事故発生当時、シートベルトを締めていなかったことが確認された。



姜泓求 windup@donga.com