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再び子どもを産み始めた中国、「2年以内にベビーブーム」

再び子どもを産み始めた中国、「2年以内にベビーブーム」

Posted January. 24, 2017 09:40,   

Updated January. 24, 2017 09:40

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中国当局が、二人っ子政策を全面的に実施したことを受け、昨年、中国の新生児数は2000年以降、年間最大値を記録した。今後2年以内に中国の「ベビーブーム時代」が本格的に始まるものとみられ、中国はもとより、世界経済への波及効果が大きいものと予想される。

中国国家衛生計画生育委員会は22日、「昨年の出生児数は1786万人で、2015年に比べて7.9%が増加しただけでなく、20000年代に入ってから最も多い数値だ」と発表した。特に、「2020年までに中国では毎年、1700万~2000万人の赤ちゃんが生まれるだろう」と明らかにした。中国ベビーブーム時代の本格的到来を予告したものだ。

同委員会によると、人口1000人当たりの出生児数を意味する出生率も12.95人に増加し、2002年以降最も高い数値を記録した。出生率から死亡率を差し引いた数値である人口の自然増加率も、1000人当たりに5.86人を記録して、2005年以降最大だった。昨年、中国人口は13億8271万人で、2015年に比べ809万人が増えた。

中国当局は、「(2014年に限定的に導入してから、昨年に全面実施した)二人っ子政策が功を奏している」とし、「2018年までは(出生児の爆発的増加を意味する)ベビーブームが起きるだろう」と説明した。

政府関係者は、「経済成長率が昨年、年間6.7%までに下がったことを受け、弱くなっている中国の成長エンジンが、ベビーブームをきっかけに再び蘇る可能性がある」とし、「中国のベビーブームが現実化すれば、韓国経済にとっては中長期的には好材料となるだろう」と話した。韓国企業各社も、中国の二人っ子政策発表後、中国乳幼児用品市場への参入に拍車をかけている。しかし、サード(THAAD・高高度ミサイル防衛システム)の韓半島配置などの政治問題に伴う非関税障壁や日本製品との競争など、乗り越えなければならないネックが少なくない。

ユン・ワンジュン記者 世宗市=イ・サンフン記者



尹完準 zeitung@donga.com · 李相勳 january@donga.com