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偽情報警戒令

Posted January. 12, 2017 08:27,   

Updated January. 12, 2017 08:35

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朝鮮中宗(チュンジョン)代に改革を主導した趙光祖(チョ・グァンジョ)は、政敵らの策略で38歳の短い生涯を終えた。政敵が、桑の葉にハチミツをつけて虫に食わせ、「走肖爲王」の文字を描くトリックを使ったと、野史は伝えている。「走肖」を合わせれば「趙」になる。趙光祖が王になるための反逆を企んでいるという証拠として、この葉を中宗に見せたという。賜藥を受け取った趙光祖は、「明るく輝く太陽の光がこの世を見下ろしているので、嘘のない私の気持ちを明るく照らしてくれるだろう」という絶命詩を残した。

◆潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長の韓国大統領出馬を巡り、アントニオ・グテーレス事務総長が国連法違反だと主張しブレーキをかけているというニュースが、ネット上に出回っている。1946年に第1次国連総会で「事務総長が退任直後、特定加盟国の政務職に当たるのは望ましいことではない」と採択した決議案までくっつけているのでもっともらしい。媒体は異なるが、趙光祖の「葉っぱのニュース」も、潘基文のインターネットの偽情報も、読者を騙そうとする属性は違わない。

◆フェイスブックの最高経営者「マーク・ザッカーバーグ」は昨年末、偽情報(fake news)の撲滅に乗り出した。米大統領選挙を控えての3か月間、フェイスブックでは、米主要メディアのニュースより、偽情報がさらに注目を集めたという統計の上、世界のいたるところで実際に影響を及ぼしたという本物のニュースが次々と出てくると、ついに責任を認めたのだ。しかし、本物のような偽ニュースに、読者の「信じたい気持ち」までが加わると、フェイスブックが外部の専門機関と手を組んで点検体制を強化しても、果たして効果があるかどうか分からない。

◆ドナルド・トランプ米次期大統領がかつてロシア訪問の際、ホテルで「セックスパーティー」を開いたという証拠を、ロシア政府がつかんでいると、オンライン媒体「バズフィード」が伝えた。もちろん、氏は直ちに偽情報だと否定したが、大衆の好奇心は冷めない。大統領選挙過程で、ロシアの「ハッキング介入」事実をやむなく認めたトランプとしては、飼い犬に手をかまれたことになる。事実上大統領選挙が始まった国内でも、偽情報の警戒令が出されている。政府やソーシャルネットワークサービス(SNS)業者、そして利用者が緊張しなければ、やられるのは時間の問題だ。