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中国、西海付近で実弾演習

Posted December. 17, 2016 07:24,   

Updated December. 17, 2016 07:30

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中国海軍が15日、西海(ソヘ・黄海)に隣接する渤海海域で、空母を動員して大規模な実弾演習を最近実施したことを発表した。「一つの中国」原則を認めないこともあり得ると発言した米次期政権に対する武力示威であり、高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓半島配備に対する警告の意図がうかがえる。

16日、中国の英字紙チャイナ・デイリーや中国中央テレビなどの報道によると、中国の初の空母である遼寧鑑の戦団や北海艦隊の軍艦などが参加して実弾演習を実施された。約10発の空対空、空対艦、艦対空ミサイルの発射やミサイル防衛システムに対する攻撃演習も実施された。中国中央テレビは、甲板から航空機が発進し、空中でミサイルを発射してターゲットを破壊する様子を放送し、記者が遼寧艦の甲板の上から伝えた。

今回の演習には、遼寧艦の空母戦団を構成する数隻の駆逐艦やフリゲート艦、潜水艦、J15戦闘機数十機などが総動員された。チャイナ・デイリーは、遼寧艦の艦載機であるJ15戦闘機がミサイルを発射する様子が公開されたのは初めてだと伝えた。

遼寧艦は、ロシア製空母の改造で2012年9月に就役し、約30機の艦載機を搭載できる。中国は、遼寧省大連の造船所で2隻目の空母を建造している。遼寧艦司令官の陳岳琪海軍少将は今回の演習について、「戦闘能力を向上させる転換点となる意味がある」と強調した。



具滋龍 bonhong@donga.com