国家核融合研究所は14日、今回の成果を発表し、H-モードでの運転時間が60秒を超えれば、核融合過程で発生する高温のプラズマが不安定に激しく揺れる段階を超えるので、商用化に近づく技術力を確保できると明らかにした。年明けに中国の核融合実験炉「イースト(EAST)」が、世界で初めてH-モード運転時間60秒を達成したが、韓国がこれを乗り越えたことで、韓中間核融合実験を巡る戦いも激しさを増している。
核融合研究所KSTARのパク・ヒョンゴ研究センター長は、「70秒間も運転しただけに、商用化に必要な試験の大半を行える300秒の達成にもさらに拍車がかかるだろう」と話した。現在、韓国や米国、日本など7か国が共同で商用化寸前の実験施設「イーター(ITER)」を建設している。7か国は、核融合技術を2040年までに商用化するという目標を掲げている。
권예슬 ウォン・イェスル記者 yskwon@donga.com