Go to contents

ロシア、米大統領選に介入してトランプ氏を支援

ロシア、米大統領選に介入してトランプ氏を支援

Posted December. 13, 2016 08:30,   

Updated December. 13, 2016 08:49

한국어
ロシアが米大統領選挙に介入して共和党候補のドナルド・トランプ氏を助けたのは、プーチン大統領のヒラリー・クリントン民主党候補に対する復讐という分析が提起された。

マイケル・マクフォール元駐露米国大使は11日、NBC放送「ミート・ザ・プレス」に出演し、「プーチン大統領はクリントン氏が過去、ロシア選挙に介入したと考えている」とし、「ロシアの大統領選介入は(プーチンの)復讐だ」と主張した。これに先立ち、米紙ワシントン・ポストは9日、大統領選にロシアが介入してトランプ氏を助けたと、米中央情報局(CIA)が結論づけたと報じた。

マクフォール氏は、「プーチン大統領は(クリントン氏がロシア選挙に介入したと)公の場で主張し、私にも私的な席で同様の主張をしたことがある」とし、プーチン大統領がクリントン氏を攻撃する十分な理由があると説明した。クリントン氏は国務長官だった2011年12月、プーチン大統領の統一ロシアが過半数の議席を占めた総選挙が終わった後、選挙不正が疑われるとし、「ロシア有権者は調査を実施する資格がある」と述べた。プーチン大統領は当時、「クリントン氏が米国務省の支援を受けて活動する反対派に信号を与えている」と強く反発した。

 

石油事業をし、プーチン大統領とも交友のあるエクソンモービルのレックス・ティラーソン最高経営責任者(CEO)の国務長官起用説については、「正直に言って憂慮される」と話した。ウクライナやシリア問題などでロシアの態度変化がないにもかかわらず、米国が制裁緩和など融和策に転換する可能性があるためだ。

2012年から2年間、駐露米国大使を務め、現在はスタンフォード大学政治学教授のマクフォール氏は、「両国関係を害しロシアに圧迫を加えるロビイスト」という理由でロシアへの入国が禁止された状態だ。

 

トランプ氏は11日、FOXニュースとのインタビューで、「(ロシアが私を助けたという主張は)とんでもない」とし、「CIAの発表かどうか確信できない。大統領選で敗北した民主党の立場と見える」と主張した。

しかし、共和党上院議員など党主流は徹底した独立的な調査を求めており、トランプ氏を当惑させている。上院軍事委員長を務めるジョン・マケイン氏は、メディアとのインタビューで、「特定候補の支持については調査しなければならないが、ロシアの介入は明らかだ」とし、「これは党派的な問題ではない」と強調した。



韓基渽 record@donga.com