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トランプ氏、台湾総統と断交後初の電話会談

トランプ氏、台湾総統と断交後初の電話会談

Posted December. 05, 2016 08:29,   

Updated December. 05, 2016 08:30

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米国のトランプ次期大統領が、米国と台湾が断交した1979年以来初めて米国首脳として台湾総統と電話会談し、台湾を国家と認めない「一つの中国」を前提とした米中関係に少なからぬ波紋を呼んでいる。トランプ氏は米国の利益のために中国との通商戦争も辞さないという構えなので、両岸(中国と台湾)関係を利用してトランプ氏が本格的な対中圧迫に出るのではないかという観測が流れている。

トランプ政権移行チームは2日(現地時間)、「トランプ氏が台湾の蔡英文総統と10分間電話会談し、緊密な経済・政治・安保関係について話し合った」と明らかにした。台湾総統部も3日、声明を出し、電話会談の事実を確認した。これに対して、中国外交部の耿爽報道官は、「米国の関連省庁に厳重に抗議した」と強く反発した。

国家安全保障会議(NSC)のプライス報道官は3日、「米国は『一つの中国』政策を守っている」とし、トランプ氏の突発行動に当惑した。しかし、トランプ氏はツイッターで、「米国は台湾に数十億ドル分の軍事装備を売っている。私が(台湾側の)祝賀電話も受けるなという主張は実に興味深い」とつぶやいた。

ワシントン=イ・スンホン特派員 北京=ク・ジャリョン特派員



李承憲 ddr@donga.com · 具滋龍 bonhong@donga.com