KBOリーグの自由契約選手(FA)市場が11日から開かれ、今オフにFAを得た選手たちの行き先に関心が集まっている。時折メジャーリーグ事務局が金光鉉と車雨燦に対して身分照会を要請し、韓国野球委員会(KBO)は、二人が国内外のどの球団とも契約できる身分であると回答した。身分照会は、韓米間のプロ野球協定によって相手国リーグの選手を獲得するための手続きだ。球団名は公開しなかったが、二人の獲得に興味を示すメジャーリーグ球団がいることは明確になった。
だが、ロサンゼルス・ドジャースの柳賢振(リュ・ヒョンジン)のような大型契約(6年3600万ドル)は難しいというのが大方の見方だ。メジャーリーグのスカウトの一人は、「米国に渡るつもりなら、カネを追うのではなく挑戦する気持ちでなければならない。良い投手たちであることは明らかだが、先発ローテに入るレベルではない。マイナー契約を甘受しなければならない状況も考えられる」と話した。逆に、KBOリーグに残留すれば4年間で100億ウォン以上はもらえる。
KIAの左腕梁玹種(ヤン・ヒョンジョン)とロッテの内野手黄載鈞(ファン・ジェギュン)、三星の外野手崔炯宇(チェ・ヒョンウ)も海外進出と国内残留の間で模索を続けている。現在、米国で練習中の黄載鈞は22日、メジャーリーグのスカウトたちを相手に「ショーケース」を行う。トレード情報などを扱うMLBトレードルーモアズも、「黄載鈞が価格競争力のある三塁手の選択肢になり得る」と伝えた。梁玹種と崔炯宇は、米国だけでなく日本進出も考慮に入れいているという。二人も、国内に残る場合は大型契約が可能な大物FAだ。
斗山(トゥサン)の内野手金宰鎬(キム・ジェホ)は攻守両面で確かな実力を見せており、市場では関心を集めている。LGのサイドアーム投手、禹奎珉(ウ・ギュンミン)も先発ローテの一角を担える検証済みの実力派だ。3度目のFA契約を狙っているLGの内野手鄭成勲(チョン・ソンフン)とktの外野手李晋暎(イ・ジンヨン)は所属チーム残留が有力だ。
イ・ホンジェ記者 uni@donga.com