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北朝鮮のU-16代表GKのあり得ない失点は意図的だった、AFCが重い懲戒処分

北朝鮮のU-16代表GKのあり得ない失点は意図的だった、AFCが重い懲戒処分

Posted November. 07, 2016 07:17,   

Updated November. 07, 2016 10:40

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北朝鮮が青少年サッカー大会で故意に負けたとしてアジアサッカー連盟(AFC)から重い懲戒処分を受けた。AFCは4日、「意図的な失点で試合の質を落とした北朝鮮サッカー協会に2万ドル(2290万ウォン)の罰金を科す。北朝鮮の16歳以下代表のユン・ジョンス監督に対しては罰金5000万ドル(約572万ウォン)と1年間の出場停止を、GKチャン・ベクホには罰金1000万ドル(約114万ウォン)と1年間の出場停止処分を下す」と明らかにした。

AFCによると、北朝鮮のU-16代表は今年9月、インドで開かれた2016AFC U-16選手権グループリーグのウズベキスタン戦で弱体と評価されたオマーンと準々決勝を行うため、意図的に試合と落とした。当時、試合でチャン・ベクホは0-0だった後半4分、ウズベキスタンGKのゴールキックを取ろうとペナルティーエリアの外まで飛び出した。その後、ボールはチャン・ベクホの頭上を通り越したが、ボールが落ちる所の近くにいた北朝鮮守備陣もボールをクリアしようとしなかった。結局、ボールは北朝鮮ゴールに向かって転がったのだが、チャン・ベクホはボールを追いかけるも、2度もグラウンドに転んでゴールを決められた。チャン・ベクホが全力疾走すれば止められた状況だったことについて、英紙デイリー・メールは、「酷いけど可笑しなミスだ」と皮肉った。

この試合で1-3で敗戦し、組2位となった北朝鮮は、その後の準々決勝で強豪イラクではなく、オマーンと対戦し、PK戦の末に勝利した。この大会で準決勝に進んだ北朝鮮は、2017年にインドで開催されるU-17ワールドカップ出場権を得た。

チャン・ベクホのありえない失点場面に対する審判と競技監督官の報告書をもとに調査を行ってきたAFCは、「ユン監督とチャン・ベクホはU-17W杯に参加できない。北朝鮮は2018AFC U-19選手権にも出場できない」と発表した。



鄭允喆 trigger@donga.com