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ヤギの呪い、今度カブスの足を引っ張るか

ヤギの呪い、今度カブスの足を引っ張るか

Posted October. 31, 2016 08:53,   

Updated October. 31, 2016 08:54

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「ヤギの呪い」が今年もシカゴ・カブスの足を引っ張るのか。

カブスは30日、本拠地イリノイ州シカゴのリグレー・フィールドで行われた2015メジャーリーグ・ワールドシリーズ(7回戦制)の第4戦でクリーブランド・インディアンズに2-7で負けた。前日、同じ球場で行われた第3戦でも0-1で敗戦したカブスは、これでシリーズ戦績を1勝3敗とし、崖っぷちに立たされた。

守備の不安が問題だった。カブスは2回表の1死以降、三塁手クリス・ブライアント(24)が送球ミスを二つも犯して1-2の逆転を許したが、その後試合を覆すことができなかった。クリーブランドの先発投手コーリー・クルーバー(30)は1回裏に先制点を与えたが、その後は5イニングを無失点で抑え、勝利投手になった。

カブスは1908年以降108年の間、一度もワールドシリーズで優勝できなかった。ワールドシリーズ進出も今回が1945年以来の71年ぶりだ。そのカブスがワールドシリーズと縁がなかった原因を説明する際に持ち出されるのがヤギの呪いだ。ヤギの呪いは、リグレーフィルドで行われた1945年のワールドシリーズ第4戦の時、地元バー店主がバーのマスコットだったヤギを連れてきたが門前払いされた出来事から始まった。

ヤギの呪が正確に何を指しているのかについては、野球の歴史学者の間でも意見が分かれる。まず「カブスがワールドシリーズに進出できないことがヤギの呪い」とする少数意見がある。この説におけるヤギの呪いは、今年すでに解けた。もう一つは、「カブスが(ヤギを追い払った)リグレー・フィールドで行われるワールドシリーズで勝てないこと」だとする説だ。もちろん、この二つを結び付けて「カブスがワールドシリーズで優勝できないのがヤギの呪い」と解釈する説もある。

もしカブスが31日にリグレー・フィールドで行われる第5戦でも負ける場合、呪いがリグレー・フィールドだけに限るものなのか、ワールドシリーズ全体が対象になるものなのかを確かめる術はなくなる。クリーブランドの優勝でシリーズが終わってしまうからだ。半面、カブスが第5戦で勝つ場合、「リグレー・フィールド呪い」説は歴史の中に消えるだろう。

カブスは第5戦の先発投手にエースのジョン・レスターz(32)を、クリーブランドはトレバー・バウアー(25)を予告した。



황규인 ファン・ギュイン記者 기자