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[オピニオン]「3世経営」の前面に乗り出した李在鎔

[オピニオン]「3世経営」の前面に乗り出した李在鎔

Posted October. 28, 2016 09:51,   

Updated October. 28, 2016 10:18

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史上二人の君主が立て続けに業績を残した事例は少なくないが、3代続けての名君は珍しい。数多い王朝が明滅した中国でも、清の時代、康熙帝・雍正帝・乾隆帝の「康乾盛世」ぐらいだ。韓半島では、三国統一の偉業を達成し、新羅の全盛期を謳歌した武烈王・文武王・神文王時代が目に付く。企業の世界でも同様に、有能なトップが立て続けに長期間会社を発展させるのは容易ではない。

◆財界序列トップの三星(サムスン)の李秉喆(イ・ビョンチョル)創業主と2世経営者である李健熙(イ・ゴンヒ)会長は、韓国経済史に大きな足跡を残した。李秉喆は事業報国や人材重視を旗印に、三星を立ち上げては育て、「韓国版産業革命」に貢献した巨木だ。1987年、父親の他界後、会長についた李健熙は、2014年、病気で倒れる時まで、守成を乗り越え、克日にも成功し、三星をグローバル企業へと跳躍させた。

◆昨日、三星電子の臨時株主総会で李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が、登記取締役に選任され、経営の前面に登場した。早ければ来月、副会長の肩書を外して、取締役会議長や会長への就任するものとみられる。名実ともに「李在鎔時代」が開かれたことになる。ギャラクシーノート7の生産打切りという未曽有の事態や、第3四半期の営業業績低迷の中でも、3世経営の前面に乗り出す決心は評価に値するが、負担も少なくないだろう。

◆三星のとある元役員は、ギャラクシーショックの前に、「三星で品質と直結される技術専門家らが、財務通に押されて疎外されたという被害意識が多い」と主張し、「技術部門で事故が起きそうな気がする」と心配したことがある。「李在鎔の三星」は、長期間の成功神話の後ろに隠されていた傲慢や油断、官僚主義、技術軽視などの影があったなら、改革のメスを入れる必要がある。危機克服のリーダーシップと共に、バイオや電子装置産業などの新産業で、次世代事業の成果を出すことも、彼の肩にかかっている。創立以来、ほとんど前例のなかった危機のなかで、韓国代表企業の司令塔に立った李在鎔は、祖父や父親が立ち上げて育てた三星のブランド価値をさらに高め、3代連続の名企業家として企業史に記録されることができるだろうか。

権純活(クォン・スンファル)論説委員 shkwon@donga.com