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「韓国ドラマに嵌ってハングル三昧」 ハングル作文大会金賞はルーマニア出身のキララスクさん

「韓国ドラマに嵌ってハングル三昧」 ハングル作文大会金賞はルーマニア出身のキララスクさん

Posted October. 27, 2016 08:19,   

Updated October. 27, 2016 08:20

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成均館(ソンギュングァン)大学は25日、オーストリア・ウィーンにある韓国人文化会館大講堂で、「第3回中東欧州成均ハングル作文大会」を開催した。作文大会には、中東や欧州地域から16国、18大学から学生40人余りが参加した。国籍は異なっていたが、その大半は韓国学や韓国語を専攻するほど、ハングル愛の熱い学生たちだった。

作文大会のテーマは「分かちあい」だった。行事委員長を務めた成均館大学法学専門大学院の成宰豪(ソン・ジェホ)教授は、「分かち合いは我々の暮らしの中で、常に強調され、実践されるべき価値だ」と主張し、「単なる物の分け合いだけでなく、分かち合いの複数の意味を自分の経験や考えに溶かして書けばいい」と学生たちを励ました。

栄光の金賞は、ルーマニアから来たキララスク・アレキサンドラ氏(22=バベシュボヨイ大学)が受賞した。アレキサンドラ氏は、高校時代に韓国ドラマに嵌って、韓国語を勉強することになり、ルーマニアで韓国語を教える教授になるのが夢だと話す。文の中で、「独立的に暮らすことを願い、自分のことだけ考えるので、思いやりの大事さを徐々に忘れているような気がする。ほかの人たちと仕事を分かち合う時、その人の気持ちを理解することができる」と、分かち合いと思いやりとを結び付けた。銀賞はブルガリアの大学生に、銅賞はトルコの大学生に与えられた。審査委員であるハン・ヨング国語国文学科教授は、「易しそうに見えたが、複雑なテーマだった」と語り、「外国人たちが単にハングルだけでなく、韓国の情緒までも理解しているので、大変素晴らしいことだと思う」と評した。

行事後、韓国古典翻訳院では、朝鮮時代の文化や古典作品を通じて韓国文化を伝えるなど、様々な体験や教育活動が行われた。ソヨンエンジニアリングのパク・グァンジュン代表も出席して、学生たちを励ました。行事を主催した李碩珪(イ・ソッキュ)国際処長は、「ハングルの優秀性や韓国文化を伝える民間外交官としての使命感を持って、行事をさらに拡大していきたい」と語った。



노지원기자 ノ・ジウォン記者 zone@donga.com