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石油富国カタールを築き上げてきたハマド・ビン・ハリーファ元国王が他界

石油富国カタールを築き上げてきたハマド・ビン・ハリーファ元国王が他界

Posted October. 25, 2016 09:27,   

Updated October. 25, 2016 09:29

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カタールを石油富国に育て上げたハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニー 元国王(写真)が23日(現地時間)他界した。享年84歳。

AP通信によると、カタール国営テレビは同日夜、故人の死去ニュースを伝えながら、レギュラ放送を中止し、コーラン読経を流した。故人の孫であり、現国王であるシャイフ・タミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー は、3日間の哀悼期間を宣言した。

故人は1972年、いとこがついていた国王ポストを奪って、23年間、カタールを統治してきた。政権についていた期間中に天然ガスを発掘して、カタールの近代化を率いた。外部では、隣国バーレーンやクウェイト、オマーン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦と湾岸協力会議(GCC)を立ち上げた。1990年の湾岸戦争当時は、米国が主導する連合軍に自国の軍事基地を提供し、戦後も、米国と安保協約を結んで、米軍中央司令部本部を自国に置いた。スンニー派過激派組織「イスラム国(IS)」を攻撃するための米軍戦闘機の基地もここにある。1995年、スイスに旅行に行ったが、息子であり、当時の国防長官だったハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニー が無血クーデターを起こして、王座から失墜した。

サウジアラビアの東側海岸に位置しているカタールは2022年、サッカーワールドカップの開催国となっている。首都ドーハでは2006年、アジア大会が開かれた。



조은아 チョ・ウンア記者 기자achim@donga.com