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優勝請負人も止められなかったマンUの墜落

優勝請負人も止められなかったマンUの墜落

Posted October. 25, 2016 09:20,   

Updated October. 25, 2016 09:30

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「優勝請負人」ジョゼ・モウリーニョ監督もイングランド・プレミアリーグ(EPL)のマンチェスター・ユナイテッド(マンU)の墜落を止めることはできなかった。

マンUは24日、敵地ロンドンで行われたチェルシー戦で0-4で負けた。昨季にチェルシーを采配しながら選手たちとの確執で中途辞退したモウリーニョ監督は、恥辱的な敗北を喫し、復讐に失敗した。勝ち点14(4勝2分3敗)に止まったマンUはリーグ7位にを記録した。

アレックス・ファーガソン氏が1966年から28年にわたって監督を務めた時のマンUは、13度のEPL優勝と2度のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)優勝を達成し、世界最高の人気クラブに成長した。しかし、強力なカリスマ性と優れた有望株の発掘能力を示したファーガソン監督が去ってから、マンUは不振の沼に陥った。

ファーガソン氏の降任に就任したデイビッド・モイース監督が成績不調で更迭された2013~2014シーズンのマンUはリーグ7に後退した。モイース氏に次いでオランダを2014年のブラジルW杯準決勝に導いたルイス・ファン・ハール監督が就任したが、2シーズンの間、それぞれリーグ4位と5位に終わった。

優勝への渇望に飢えるマンUは、今季開幕を控えてモウリーニョ氏を監督に迎え入れ、「名家再建」に乗り出した。FCポルト(ポルトガル)を2003~2004シーズンの欧州CL優勝へと導いてスター監督になったモウリーニョ氏は、チェルシー、インテルミラノ(イタリア)、レアル・マドリード(スペイン)の監督として、いずれもリーグ優勝を果たした。マンUも約1315億ウォンの移籍金を払ってポール・ポグバなどを獲得しモウリーニョ監督を支援した。

だが、マンUは過度に攻撃陣の獲得に集中したため、守備戦力の拡充に失敗し、苦戦を繰り返している。かつてファーガソン監督は、リオ・ファーディナンド、ネマニャ・ヴィディッチなど世界トップレベルのDF陣を起用し、堅調な守備陣営を築いた。しかし今シーズンに目立つDFの駒の補強がなかったマンUは、リーグ戦9試合で12ゴールを与え、リーグ上位8チームのうち最多失点を記録している。これにズラタン・イブラヒモビッチなど新たに獲得した攻撃陣もチームの戦術に溶け込めず、強豪との対決で勝ち点が取れない厳しい状況が続いている。

モウリーニョ監督は、この日の試合終了後に「後半のロスタイムがもっと長かったら0-5で負けたかも知れない」とし、「首位マンチェスター・シティ(勝ち点20)との勝ち点差は6点に過ぎない。十分困難を乗り越えられるはずだ」と話した。



정윤철기자 チョン・ユンチョル記者 trigger@donga.com