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米国のMD責任者が3ヵ月ぶりに再び訪韓、THAAD協議加速

米国のMD責任者が3ヵ月ぶりに再び訪韓、THAAD協議加速

Posted October. 24, 2016 07:19,   

Updated October. 24, 2016 07:37

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米国のミサイル防衛(MD)担当者が3ヵ月ぶりに再び韓国を訪れる。高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓半島配備協議の加速化のための訪韓とみえる。

外交消息筋は23日、「米国のローズ国務次官補(軍備管理・検証・順守担当)が27日遅く韓国を訪れ、3日間ソウルに滞在する予定だ」と明らかにした。ローズ次官補は2009年から2014年までMD担当副次官補を務めるなど、国務省で実質的にMD業務を率いている人物。今回の訪韓中にローズ次官補は外交部、国防部、在韓米軍の関係者と会う予定だ。

ローズ次官補は7月2~5日にも訪韓した。当時国防部は、「ローズ次官補と宇宙の安全保障について協議した」としTHAADとは無関係であると主張したが、3日後(8日)に韓米は「THAADの韓半島配備を公式に決定した」と発表した。

今回の訪韓も、表向きの主題は国際安全保障協力だが、THAAD決定関連の議論をする可能性も排除できない。7月にローズ次官補は日本-韓国-中国の順に訪問し、韓米協議に基づいて中国にTHAADの技術、軍事的意味を説明するものと見られた。しかし、今回は日本と韓国には訪問するが中国には行かない。

安全保障当局者は、「現在、韓米は中国に、THAADについて誤った期待を持たないようメッセージを送っている」と話した。中国は反対を続け、THAAD決定の取り消しや配備時期の延期を期待しているが、そんなことはないということだ。

政府は、中国に不必要な口実を与えないために、THAAD配備予定地の購入や工事の開始、THAAD物資の船積みなど細部の進展状況は今後国内のメディアにもできるだけ公開しない方針だという。



조숭호기자 チョ・スンホ記者 shcho@donga.com