全美貞は23日、兵庫県のマスターズGC(パー72)で行われた延他グループ・マスターズGCレディースの四日目に7バーディーを量産した。首位に4打遅れた全美貞は、通算17アンダー271を記録し、笠りつ子(日本)を1打差で交わして逆転優勝した。これで全美貞は2013年に死去した具玉姫(ク・オッキ)元韓国女子プロゴルフ協会会長が持っていた韓国選手のJLPGAツアー最多優勝記録である23勝を超えた。優勝賞金は2520万円(約2億8000万ウォン)。
国内で2勝を挙げた全美貞は具氏と特別な縁がある。全美貞がJLPGAツアーに進出した2005年当時、具氏はお小遣いまで渡しながら励ましてくれた。
全美貞は2013年以降、3年近く右手の甲の負傷などでゴルフを辞めようと思うほどの危機的状況を迎えたが、今年7月のサマンサタバサレディースで3年ぶりに23度目の優勝トロフィーを掲げて再起に成功。それから3ヵ月ぶりに新しい里程標を立てた。
김종석기자 キム・ジョンソク記者 kjs0123@donga.com