米国の世論調査機関、パブリック・ポリシー・ポーリング(PPP)が討論翌日から2日間実施し、先月29日(現地時間)に公開した世論調査によると、全国の支持率はクリントン氏が49%、トランプ氏が45%だった。討論当日に公開されたブルームバーグの世論調査では両候補とも46%で同率だった。
特に、勝負所のコロラド、フロリダ、ノースカロライナ、バージニア、ペンシルバニアの5つの接戦州の支持率は、クリントン氏がわずかに優勢となった。
コロラド(選挙人団9人)の場合、クリントン氏は51%の支持率でトランプ氏(44%)を7ポイントリードした。フロリダ(29人)でもクリントン氏48%、トランプ氏45%で3ポイントの差がついた。接戦州のうち最も競争が激しいノースカロライナ(15人)、ペンシルバニア(20人)でも、クリントン氏が再びリードし始めた。9月半ばに2週連続でトランプ氏の勝利を予想したラスムセンの世論調査結果もクリントン氏優勢に変わった。先月29日に発表された4者対決の世論調査で、クリントン氏は42%対41%でトランプ氏を誤差範囲内でリードした。先月14日と22日に同機関が発表した世論調査では、クリントン氏はトランプ氏にそれぞれ40%対42%、39%対44%でリードされていた。
こうした中、元共和党議員や共和党政権で高官を務めた40人が29日、クリントン氏支持を宣言したと、政治専門メディア「ポリティコ」が報じた。さらに、これまで大統領選で特定候補を支持したことのない米紙USAトゥデイが同日の社説で、「トランプ氏は大統領に適していない危険な扇動家だ」とし、トランプ氏に投票しないよう読者に呼びかけた。
ワシントン=イ・スンホン特派員 ハン・ギジェ記者
워싱턴=이승헌 특파원ddr@donga.com · 한기재기자 ワシントン=イ・スンホン特派員 record@donga.com