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ゴルフの卵たちのための愛のティーショット OK貯蓄銀行パクセリ・インビテーショナル

ゴルフの卵たちのための愛のティーショット OK貯蓄銀行パクセリ・インビテーショナル

Posted September. 28, 2016 08:52,   

Updated September. 28, 2016 09:06

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韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーで唯一選手名を掲げた大会がある。

30日から来月2日まで、京畿道驪州(キョンギド・ヨジュ)のソロモンCCで開催されるOK貯蓄銀行パクセリ・インビテーショナル(賞金総額6億ウォン)だ。韓国女子ゴルフの開拓者で、先月のリオ五輪に女子代表監督として参加し、朴仁妃(パク・インビ)の金メダルをけん引したパク・セリが大会ホストを務める。パク・セリは、「選手たちに最上のプレーができる環境を作ろうと心掛けた。ゴルフを通じた寄付文化の拡大にも率先したい」と話した。

同大会はKLPGAツアーを代表するチャリティー大会としても有名だ。大会期間中に15番(パー4)で選手たちがチョーショットをしたボールがフェアウェイに設けられた「OK-PAY」ゾーンに入れば、主催側が奨学基金として300万ウォンを寄付する。また、選手は獲得した賞金の10%を寄付する。こうして集まった奨学基金はペジョン奨学財団を通じて経済的に恵まれていない学生ゴルファーたちに渡される。

ペジョン奨学財団は、昨年から中高校生を対象に「セリキッズ奨学生」を選定し、プロ選手になるまで、奨学金とトレーニング費として1人当たり2000万ウォンまで支援している。また、毎年大学生選手から20人あまりの「幸せ分かち合いスポーツ奨学生」を選定し、プロゴルファーへの夢を持たせている。

大会を主催するアプロサービスグループ(チェ・ユン会長)は、KLPGAツアー大会だけでなく大学生を対象にしたゴルフ大会も開催するなど、国内ゴルフの発展に貢献している。不人気種目を育成しようと大韓ラグビ協会の副会長も務めているチェ会長は、「韓国ゴルフのレジェンドであるパク・セリの跡を継ぐ選手が多く登場するよう、小さな力だけど手を貸したい。今後スポーツを通じた社会貢献活動を継続して推進したい」と語った。

大会開催を控え、後輩のプロたちに直筆の招請状を送ったパク・セリは、主催側に選手たちの宿泊料を安くしてもらえるよう申し入れるなど、選手たちにのために細心の気を配った。出場選手たちは、キャディービブにパク・セリへのメッセージを書くことを決めており、もう一つの見ものになりそうだ。

今大会でKLPGAツアーの女王、朴城炫(パク・ソンヒョン=NEFS)は大会2連覇とシーズン8勝目を同時に狙っている。先週の未来(ミレ)アセット大宇(テウ)クラシックで、最終日に首位タイでスタートしては逆転負けした朴城炫は、「意義深い大会で自身初のタイトル防衛を果たしたい」と意気込みを語った。日本ツアーで3度も賞金女王に輝いた安宣柱(アン・ソンジュ=ヨネックスコリア)も久しぶりに韓国大会に参戦する。



김종석기자 キム・ジョンソク記者 kjs0123@donga.com