李外相は同日、米ニューヨークの国連本部で行われた加盟国基調演説の15分の間、「北朝鮮の核とミサイル開発はすべて米国のせい」とし、核武装の正当性を主張した。また「(核武装は)米国をはじめとする敵対勢力の威嚇と制裁騒動に対する実際的な対応措置の一環」とし、「敵が我々を揺さぶるなら、我々も受けて立つ準備ができているという党と人民の強い意志の誇示だ」と主張した。李外相の国連演説は過去にない強硬なトーンだった。
李外相は、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議に対しても、「我々よりも先に(核開発を)始めた他の国は安保理で問題視されたことはたった一度もない。安保理が正義と国際法に反して米国の強権を国連の風呂敷で包む役割をしている」と非難した。
しかし、李外相は北朝鮮の核開発を強く非難する国連など国際社会のムードのため、どの年よりも物足りない多国間外交をしたと見られている。2014年と昨年には李洙墉(リ・スヨン)外相の国連総会訪問時に潘基文(パン・ギムン)国連事務総長と会談が実現したが、今回は行われない。
뉴욕=부형권특파원 ニューヨーク=プ・ヒョングォン特派員 bookum90@donga.com