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「改憲」をテコに政界再編始動、金鐘仁氏中心に超党派の動き活発

「改憲」をテコに政界再編始動、金鐘仁氏中心に超党派の動き活発

Posted September. 24, 2016 08:31,   

Updated September. 24, 2016 08:59

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来年の大統領選を控え、「改憲」をテコに政治地図が変化するかもしれないという観測が流れている。国会では与野党を網羅した改憲準備の会が発足し、来年の大統領選でキングメーカーになると見られている人々が改憲を主題に連日会合を開き、政界再編に乗り出しているからだ。

改憲による第3地帯論に最も積極的なのは、野党「共に民主党」の金鍾仁(キム・ジョンイン)前非常対策委員会代表だ。金前代表は23日午前、鄭義和(チョン・ウイファ)前国会議長、尹汝雋(ユン・ヨジュン)前環境部長官と朝食会合を行い、改憲について意見を交わした。金前代表と与党の「潜竜」南景弼(ナム・ギョンピル)京畿道(キョンギド)知事を支援している尹前長官、シンクタンク「新しい韓国のビジョン」を作って中間地帯を模索している鄭前議長が意気投合し、与野党を越えた政界再編に始動がかかるのではないかと見られている。1時間ほど続いた朝食会合は、『21世紀大韓民国、国富論』の著者である金宅煥(キム・テクファン)元京畿大学教授の主導で実現したという。

金前代表は朝食会合の前に記者団に対して、「過去には外で集まると言えば野党一本化を考えたが、韓国社会が当面の問題をどううまく打開できるかが重要であり、特定人物や特定政党にフォーカスを合わせて会うわけではない」と会合の背景を説明した。そして、「今は改憲問題もあり、来年の大統領選と関連しても以前とは違ってはっきりと浮び上がる人がいなければならないが、仮想的な人物だけ浮上している状況だ」とし、名前が挙がっている大統領選候補を暗に批判した。親朴系(朴槿恵大統領系)と親文系(文在寅氏系)を除く中間勢力で改憲を中心に政界を再編するという考えを遠回しに述べたのだ。

 

金前代表は自分の構想を「第3地帯」ではなく「非覇権地帯」と強調した。また、「『国民の党』の安哲秀(アン・チョルス)前常任共同代表が、度々自分が第3地帯と言うので混乱していけない」と線を引いた。

 

与野党の院外の有力者150人余りで構成された「国に生かす憲法改正国民主権会議」(国民主権会議)も同日午後、国会で創立大会を兼ねた討論会を開き、改憲論に加勢した。国民主権会議には金元基(キム・ウォンギ)、林采正(イム・チェジョン)、鄭義和前国会議長と柳寅泰(ユ・インテ)、曺海珍(チョ・ヘジン)前議員、李相洙(イ・サンス)前労働部長官など政派を越えた人々が名を連ねた。金前代表は創立大会の基調講演をした。

与野党3党の幹事長格のセヌリ党の権性東(クォン・ソンドン)、共に民主党の白在鉉(ペク・ジェヒョン)、国民の党の金寬永(キム・グァンヨン)3議員が主導する「第20代国会改憲推進国会議員の会」(改憲推進の会)も公式に発足した。改憲推進の会は、来月末までに国会内の改憲特別委構成のための要請書を丁世均(チョン・セギュン)国会議長と与野党院内代表に送る予定だ。



유근형기자 ユ・グンヒョン記者 noel@donga.com