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慶州地震で瞻星臺の傾くスピードが20年速まった

慶州地震で瞻星臺の傾くスピードが20年速まった

Posted September. 19, 2016 08:20,   

Updated September. 19, 2016 08:47

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今回の慶州(キョンジュ)地震で、毎年1ミリずつ傾いてきた瞻星臺(チョムソンデ)が20ミリも傾いた。20年分が一気に傾いたことになる。専門家らは、瞻星臺は直ちに崩壊するほどではないが、安心できる状況ではないと分析している。これを機に、韓国石像文化財への地震対応を巡る点検が必要だという指摘が持ち上がっている。

国立文化財研究所によると、瞻星臺は、北側の地盤が沈下して、中心軸が毎年平均1ミリずつ北側の方に傾いている。今回の地震で20ミリがさらに傾いたことを含め、瞻星臺の中心軸は224ミリ、角度では1.2度ほど傾ている。

一時、崩壊の危機に直面したイタリアのピサの斜塔が、最大5.5度の傾斜に耐えていることを考慮すれば、1.1度は危険水準とは受け止めがたい。しかし、専門家らは内部が一体式構造となっているピサの斜塔と違って、瞻星臺は石を一つずつ積み上げた不連続体構造なので、傾きによる安定性は相対的に脆弱だという。瞻星臺は、強震によって最上部に置かれた「井の字」の形の石である「井字石」が落ちる恐れもある。実際、今回の地震で、井字石の南東側の角が50ミリほどさらに広がっていることが、調査の結果分かった。

さらに、瞻星臺は、下部の地盤が不規則に沈んだことで、石材同士の広がりが日々深刻化している様子を見せている。実際、国立文化財研究所が2011年に発表した「石造文化財の安全管理対策を巡る研究報告書」によると、瞻星臺は、頂上部を除くすべての壇で、平均19ミリの隔たりが発生した。文化財庁の関係者は、「慶州地震によって井字石のほか、各石材が1〜5ミリずつ離れているものとみられる」と話した。

これを受け、瞻星臺構造の安定性確保のための対策が急務だという指摘が持ち上がっている。文化財庁の関係者は、「長期的には瞻星臺の解体修理を検討する必要がある」と語った。これに先立って、国立文化財研究所は2012年から解体修理に入り、8月に作業を終えた釈迦(ソクカ)塔は、今回は地震の被害を受けなかった。耐震設計が働いたのだ。日本植民地時代に修理した欄干石が、今回の地震で崩れ落ちた多宝(タボ)塔は、新しい部材に交換する修理が行われる見通しだ。

慶州地震を機に、全国の石造文化財への耐震補強と共に、体系的対応マニュアルが必要だという声が出ている。文化財庁によると、2013年に行った地震災害安全性評価で、全国石造文化財152個のうち、30個に「警戒」等級が付けられた。韓国地震工学会が行ったこの評価は、各文化財を危険、警戒、普通、良好、正常の5等級に分類したが、危険や警戒等級は精密安全診断が必要な文化財だ。慶州では補修中だった瞻星臺などを除く22の石造文化財が良好、または普通に評価された。



김상운 キム・サンウン記者 기자sukim@donga.com