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北朝鮮、豊渓里3番坑道でも核実験準備完了

北朝鮮、豊渓里3番坑道でも核実験準備完了

Posted September. 13, 2016 08:52,   

Updated September. 13, 2016 09:36

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北朝鮮が咸鏡北道豊渓里(ハムギョンプクト・プンゲリ)の核実験場3番坑道でも核実験の準備を終えたことが、韓国と米国の情報当局によって捉えられた。軍当局は、北朝鮮が労働党創建日(10月10日)を前後して過去のパキスタンのように同時多発的に核実験を強行する可能性があると見て、動きを注視している。パキスタンは1998年5月28日(5回)と30日(1回)に計6回の核実験を実施した。

 

軍消息筋は11日、「北朝鮮が豊渓里1~3番坑道のうちこれまで一度も核実験をしなかった3番坑道でも核実験の準備を終えたものとみられる」と明らかにした。北朝鮮は、1回目の核実験は1番坑道で、2~4回目の核実験は2番坑道から枝分かれした地下坑道で実施した。

国防部のムン・サンギュン報道官も同日、定例会見で「北朝鮮がさらなる核実験をするなら、すでに準備を終えたとみられる2番坑道の一部の坑道か3番坑道の可能性がある」と述べた。これに先立ち韓民求(ハン・ミング)国防部長官も、北朝鮮が5回目の核実験を実施した9日、国会国防委員会に出席し、「もう一つの(豊渓里)坑道で核実験の準備ができている模様だ」と明らかにした。

北朝鮮が「核弾頭爆発実験(5回目の核実験)」を発表し、「国家核武力の質・量的強化措置」が続くと言及したことは、事実上さらなる核実験の予告だと韓米軍当局は見ている。一部では、北朝鮮がパキスタンのように連続核実験を強行する可能性も排除できないという観測が流れている。核武装力の極大値を見せ、国際社会が手を施す前に「事実上の核保有国」を認めさせる圧迫効果を狙っているものとみられる。



윤상호군사전문기자 ユン・サンホ軍事専門記者 ysh1005@donga.com