韓国系の母とロシア系の父の間で生まれたゴロフキンは2002年釜山(プサン)アジア大会のライトミドル級で金メダルを獲得。以来、2003年のバンコク世界ボクシング選手権のミドル級金メダル、2004年アテネ五輪のミドル級銀メダルなど、アマチュアで華やかな成績を挙げ、2006年にプロに転向し、再び世界一の座に立った。
2010年12月、初めて世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王者(2014年はスーパー・ワールドミドル級王者に上方調整)になったゴロフキンは、続いてIBF、IBO、WBCのミドル級タイトルを次々と獲得。ゴロフキンは、ブルックを倒した後、「WBO(世界ボクシング機構)ミドル級チャンピオンのビリー・ジョー・ソーンダース(27=英国)と統合タイトルマッチを行いたい」と話した。ゴロフキンがソーンダースに勝てば、プロボクシングのメジャー5団体のミドル級を制することになる。
ゴロフキンは、21世紀最高のボクサーと呼ばれ、プロボクシング史上最多連勝記録である49戦全勝を挙げて引退したフロイド・メイウェザ(39=米国)の記録に挑戦している。メイウェザーは49勝のうち26戦でKO勝ちを挙げたが、ゴロフキンは36戦争のうち33勝がKO勝ち(91%)だ。
유재영기자 ユ・ヨンジェ記者 elegant@donga.com